- 100均で段差解消スロープを簡単に自作・DIYできる方法ってないの?
- 段差が高すぎてロボット掃除機が上れない…
- 市販の段差プレートは高いし、ダサいから使いたくない…
ロボット掃除機に段差の先の部屋まで掃除してもらいたいけど「段差を乗り越えられないから」という理由で諦める人は多いです。
私は高さ6cmもある段差の先の部屋もロボット掃除機に掃除してもらっています。しかし、スロープを作るまでは「DIYの経験なんかないし自作できるのか…」と不安でした。
そこで本記事では、DIYなんかしたことない人でも簡単に段差解消スロープを作る方法を紹介します。
この記事を読めば、ロボット掃除機の掃除範囲が広がること間違いなしです!
100均のジョイントマットで階段を作り、その上に滑り止めをつけるだけでスロープは完成!
ロボット掃除機に段差解消スロープが必要な理由
まず、ロボット掃除機はなぜ段差スロープが必要なのでしょうか。
ロボット掃除機1~2cmの段差しか上がれないから
ロボット掃除機が上れる段差はせいぜい1cm程度。
ロボット掃除機で有名なルンバやeufy(ユーフィ)でも、さすがに自分の高さより高い段差は乗り越えられるわけがないです。段差が3cmはまず厳しいと思った方がいいし、5cmや10cmになってくると絶対無理。正直2cmも怪しいと思います。
このように、ロボット掃除機が上れる段差には限界があるため、段差解消スロープが必要なのです。
ロボット掃除機に段差の先も掃除してもらいたいから
ロボット掃除機の利点は自動で床掃除してくれること。この利点を最大限に活かすにはスロープが必要です。
「段差があるから、1部屋しか掃除できない!」となると、他の部屋は手動で掃除しないといけません。もしくはロボット掃除機をその部屋まで運んであげるか。
しかし、本体を運ぶのはくそ面倒。てか運んでいたらロボット掃除機の「自動で掃除」という点を全然活かせていません。
よって、ロボット掃除機に自動で段差の先まで掃除してもらうにはスロープが必要なのです。
段差スロープの自作・DIYが必要な理由
では、なぜ段差解消のためのスロープは「自作・DIY」が必要なのでしょうか。
家の段差にジャストのスロープが売っていないから
「できることなら市販の段差スロープやプレートを買って楽したい」と真っ先に思いつくでしょう。私もそうでした。
しかし、案外家の段差にジャストサイズのスロープが売っていないのです。
ネットでもコーナンなどのホームセンターでも「どこに売ってるん?」というレベルで種類が少ない。段差が高いほど売っている確率がどんどん下がります。
家具で有名なニトリやカインズの段差スロープ・段差プレートで検索もしてみましたが同様です。
ニトリは段差スロープやプレートはありませんでしたし、カインズでは段差プレートはありますが、ゴム製の屋外で使うやつです。屋外用とか車椅子・自転車用の段差スロープはできたら屋内には置きたくない…見栄え的に…。
このように、中々家にジャストフィットする段差スロープが売っていないため、自作が必要なのです。
市販・ネットのスロープは価格が高いから
続いて、市販やネットで売っている段差スロープは価格がかなり高いです。
スロープについて調べているとほぼ確実に以下の商品にたどり着くと思います。
カーボーイの痛クナイゾはまだ安いですが、高い段差に対応できない。シンエイテクノの段差解消スロープは6cmまで対応できますが、6cmはなんと7,000円超え…。高い。もっと安い段差スロープやプレートないんですかね?
よって、室内の部屋の段差をなくすスロープは「サイズがないか値段が高すぎるか」という理由により、自作が必要になってきます。
100均で段差スロープを簡単に自作・DIYする方法
私が実際に行った、100均メインで段差スロープを自作した方法を紹介します。
段差の高さを測る
事前に自宅の段差がどのくらいの高さか測っておきます。
私の場合、6cmでした。今回の方法はジョイントマットを増やすことで、段差でありがちな高さならだいたい対応できるので安心してください。
使用する物をそろえる
使用する物は以下の通り。
店 | 商品 | 金額(税込み) |
---|---|---|
ダイソー | ジョイントマット(アイボリー、9枚セット)を2つ | 1セットあたり550円 |
両面テープ | 110円 | |
マスキングテープ | 110円 | |
カラークッションマット | 110円 | |
コーナン | PROACT 万能廃品ノコギリ | 1,188円 |
100均であればセリアでも、上記のような段差解消のために使えそうなフロアマットやジョイントマットが売っています。セリアならジョイントマット2枚で300円切りますね。お好みの物でOK。
また、両面テープ・マスキングテープに関してもくっつけば何でもOKです。カラークッションマットはロボット掃除機の滑り止め用。
ノコギリはジョイントマットが切れれば何でもOK。100均でもホームセンターでも売っています。
上記のような100均とホームセンターのアイテムで部屋の段差をなくすDIYをしていきます。
段差スロープ作成手順
必要な物がそろったら、いよいよスロープを作っていきましょう!
- STEP1ジョイントマットの耳を切るジョイントマットの耳をノコギリでカット。
- STEP2印を入れる耳を切ったジョイントマットに印を入れる。ジョイントマット1枚の高さが約1cmなので、6cm出すには6枚重ねるイメージ。ジョイントマットの横は約28cmなのでそれを6等分していくため、28cm÷6cm=約4.5cm。出したい高さが高いほど、右端からの長さは短くなる。例えば、出したい高さが7cmなら、7段必要なので、28cm÷7cm=4cm。
- STEP3印を目印にカットSTEP2でつけた印を目印に、ノコギリでカットしていく。この時カットした切れ端を何段目に使う予定か考えながら切るのがポイント。ミスってもいいように、ジョイントマットの予備が何個かあると便利。
- STEP4両面テープでくっつけるカットした段差同士を両面テープでくっつける。最初は1番上の段差に両面テープを張り2段目とくっつける。最後は5段目も両面テープを張り、6段目とくっつける。
以下の画像の階段を自宅の段差の横幅に合わせて何個か作る。私は3つ作ったが、最初はロボット掃除機が上るか不安なので2つで試してみるのがおすすめ。
- STEP5滑り止めを張るSTEP4で作った階段に両面テープで滑り止めを張っていく。両面テープを張る箇所は段差の1番上と裏。裏に両面テープを張る時は、最初にどれいくら滑り止めが裏に食い込んでくるか、場所を確認してから張る。
- STEP6試運転STEP5まで終わったら、ロボット掃除機が上るかテストする。アンカーのロボット掃除機「eufy」なら上れるはず。
- STEP7階段背面を段差に取り付ける階段の背面に両面テープをつけ、段差に取り付ける。この時、最初に階段に両面テープを張る。その後、両面テープのシール部分をはがし、その上にマスキングテープを張るのがおすすめ。両面テープを壁に直接貼ると、粘着が強くて外す時に壁が剥がれる恐れがあるため。マスキングテープならスッとはがせる。
- STEP8階段横の補助を作る階段横に隙間があると、ロボット掃除機がつまりやすいので補助を作る。階段を作る際に余ったフロアマットを重ねて両面テープでくっつけるだけでOK。ここは自宅の環境とロボット掃除機の詰まり具合をみて、適宜調整する。
以上でスロープが完成!お疲れ様でした!
私の場合、ロボット掃除機を何度も試運転したので、作成するのに半日くらいかかりましたね。
100均自作段差スロープでロボット掃除機は上るのか
何度も試運転し、何とかロボット掃除機に段差の先まで掃除してもらうことができました!
これで自動で床掃除できる部屋が増えました。しんどかったけど、結果的に楽できる。最高。
段差解消マットの踏み心地も意外と良くてふわふわしてます。
100均で段差スロープは簡単に自作・DIYできる!
今回は100均で簡単にできる段差解消スロープのDIY方法について解説しました。
ロボット掃除機は高い段差に上れないので、段差にスロープを作って上ってもらう必要があります。
市販で段差解消スロープやプレートを見てみても、どれも価格が高く、家の段差に適する物がないことがほとんど。
そこで、100均のジョイントマットを使い、自作すれば、費用を抑えられ、家の段差の高さに合ったスロープを作れます。
100均で簡単にスロープを自作して、ロボット掃除機に段差の先も掃除してもらいましょう!