- 結婚前に同棲するのってよくないの?
- 結婚前に同棲した実体験を聞きたい
- 同棲すると別れる確率が上がるって本当?
交際相手との結婚を考えた時に「同棲してみようかな」と考える人は多いでしょう。ただ、親の反対や交際期間が延びてしまうことから同棲を躊躇してしまうことも。
私は同棲してから結婚した経験があり「同棲してよかった」と感じています。しかし、同棲するまでは「同棲するべきなのか」という不安が常にありました。
そこで本記事では「なぜ結婚前に同棲するのがよくないと言われるのか」から同棲しない方がいいカップル・同棲で別れる確率までまとめて解説します。
この記事を読めば、自分たちが結婚前に同棲するべきかどうかわかり、結婚へ1歩近づけるでしょう。

結婚前に同棲は期限を決めればあり!
なぜ結婚前に同棲がよくないのか
早速、なぜ結婚前に同棲がよくないと言われるのか見ていきます。
結婚の新鮮さがなくなるから
結婚前に同棲すると、結婚した時の新鮮さが失われることがあります。同棲した場合、結婚しても生活は大きく変わらないからですね。
仮に同棲せずに結婚したら、結婚を機にパートナーと一緒に住み始めるので「一緒に住んでる感」が出ます。一方ですでに同棲していると、その新鮮さはないでしょう。
よって、結婚の新鮮さがなくなるという理由から同棲が避けられることもあります。
価値観の違いが浮き彫りになるから
結婚前に同棲すると価値観の違いが浮き彫りになり、別れることがあるため、同棲を避ける人も。
一緒に住んでいると、付き合いしているだけでは見えなかったところが必ず見えてきます。そこが同棲の良さでもありますが、その部分が致命的過ぎて、二人の関係が悪化することも。
ちなみに同棲から結婚する確率は約5割という調査結果があります(出典:athome)。一方で「同棲をして別れた」という、結婚前に同棲して別れる確率は4割というアンケート結果も(出典:マイナビウーマン)。
約半分が同棲して別れることもあれば、うまくいって結婚まで至ることもあるようです。
結婚前の同棲が親に反対されるから
「同棲するなら結婚しろ」と言われるように、同棲自体が親に反対されるため、同棲がよくないと言われることも。
親の反対を押し切って同棲するという手段もありますが、中々難しいのも現実。結婚が前提だと親との付き合い方も考えないといけないため、関係が悪化するのは避けたい。
よって、親に反対されるため同棲出来ない…というパターンもあるのです。
【実体験】実際に結婚前に同棲してみた感想
なぜ結婚前に同棲がよくないのかで同棲がよくないと言われる理由について見てきました。そこで、実際に私の同棲経験を踏まえ、それらの理由についてどう感じるかを書いていきます。
結婚の新鮮さはいつかなくなるもの
結婚前の同棲で「結婚の新鮮さがなくなるから」という理由がありました。この点に関して、実体験を伝えると「どっちにしろ結婚の新鮮さは薄れる」というのが感想です。
同棲せずに結婚したら、そこからパートナーと初めて一緒に住むので、確かに新鮮さがあります。一方で同棲していれば「すでに一緒に住んでいる」ので、そこの新鮮さは薄れるでしょう。
ただ、結婚は「一緒に住む」ということだけが新鮮さではありませんよね。結婚式や新婚旅行など、大きなイベントごとに新鮮さを味わえるでしょう。その点は同棲してもしてなくても同じです。
また、ある程度年数が経てば、結婚の新鮮さはどうしても失われるのが当たり前。同棲していれば少しその感覚が早いくらいです。行きつく先は同じと言えるでしょう。
価値観が違う理由で別れるならむしろ同棲の価値あり
続いて、結婚前の同棲がよくないと言われる理由で価値観の違いが浮き彫りになるからという点がありました。私はこの点に関してはむしろ同棲してわかっておくべき点だと感じます。
同棲せずに結婚し、価値観の違いが浮き彫りになってつらい…みたいなことになったら、離婚という最悪のケースも考えられます。
一方で同棲して価値観の違いがわかれば、別れれば良いだけですからね。それを受け入れられるかどうか判断するためにも同棲はなくてはならないのかなと思います。
親が反対して同棲出来ないなら今後も親の意見が強い可能性大
結婚前の同棲がよくない理由で結婚前の同棲が親に反対されるからというのもありました。仮に結婚前に同棲を親に反対され、同棲出来ないとなると、その後の二人の生活に親の意見が結構影響してしまうと思います。
私は同棲する際に、お互いの親が干渉してくることは一切ありませんでした。自由にどうぞという感じ。それが今の結婚生活にも影響していて、親の意見が強いと感じたことは一度もないです。
ですが、仮に結婚前の同棲を親に反対されてできなかったとしましょう。その場合、結婚してからも常に親の顔色を気にしなきゃいけなかったと思いますね。そんなのめんどくさいので、個人的にはしんどいです。
よって、結婚前の同棲が親に反対されてできないなら、今後も親の意見が強くなってしまう可能性大なことは覚えておきましょう。
結婚前に同棲することでわかること
では、実際に同棲してみたらどんなことがわかるのでしょうか。私は同棲してから結婚までしたので、その経験をもとに書いていきます。
金銭感覚
結婚前に同棲すれば、お互いの金銭感覚が良くも悪くもわかります。一緒に住むと毎日の生活費をどうやってやりくりしていくかがわかるから。
例えば、毎日の食事代。スーパーに行ってできるだけ安い物を買おうとするのか、もしくは適当に買いたい物を買うのか。ここだけでも金銭感覚は大きく変わります。
金銭感覚は普段のデートだけでは中々見えてきません。デートは特別感がありますから。やはり毎日の生活をしていないと普段の金銭感覚は見えてこないのです。
生活リズム
続いての同棲でわかること、それは生活リズムです。生活リズムも毎日一緒に生活してみないとわからないです。
仕事上夜勤がある人は、日勤の人と生活リズムが大きく異なるでしょう。また、飲み会等で帰りが遅くなる人も飲み会がない人と比べると、帰宅時間が異なります。
このような生活リズムは一緒に住んでみてわかること。生活リズムが合うかどうかを確認するためにも同棲は必要なのです。
家事の分担
同棲することで相手がどのくらい家事をしてくれるのかが見えてきます。同棲したら、全く家事をしないわけにはいかないから。
大切なのは家事の分担具合。「一緒に住んだら全く家事をしてくれない…」なんて話、よく聞きますよね。ここは同棲してみなきゃわからないし、もし家事をしてくれなかったら中々受け入れらないポイントにもなります。
よって「どのくらい家事をしてくれるんだろう」と確認の意味も込めて同棲してみましょう。あらかじめある程度家事分担ルールを決めておくのもありです。
性生活のリズム
同棲しなきゃわからないことで見落としがちなのがお互いの性生活リズム。ここも一緒に住んでみないとわからない。
性欲は個人差が大きいです。よって「片方がめっちゃ強くて、相方がそうでもない…」というとお互いにしんどい思いをすることに。
このように性生活リズムをあらかじめ受け入れられるのか確認できるのも同棲のメリットといえるでしょう。
同棲しないとわからないことが多すぎる
上記にあげたように、同棲しないとわからないことはたくさんあります。しかも1つ1つが大きなことで、二人の生活に支障をきたしかねない。
実際私も同棲してよかったなと思います。価値観の違いを認められたうえで結婚できたからです。
普段のデートや旅行では毎日の生活がどのような感じかわかりません。同棲したから見えてくることは必ずあります。
同棲しない方がいいカップル
同棲してわかることが多い反面、同棲しない方がいいカップルもいます。それはどのようなカップルなのでしょうか。
付き合っている期間が長い半同棲カップル
付き合っている期間があまりに長いカップルは同棲しない方がいいです。理由は同棲することで、付き合う期間がさらに伸びてしまうから。
例えば5年付き合っているとしましょう。そこから同棲してさらに結婚までの期間が延びる…なんてことになったらめんどくさいだけですよね。
付き合っている5年の間に半同棲みたいな感じになっていることも多いでしょう。それなら尚更同棲なんか必要ないです。
同棲が親に反対されているカップル
同棲が親に反対されていて同棲しようがないカップルも避けた方が無難でしょう。無理矢理同棲すると、今後の家族関係がこじれることになるから。
結婚したら、良くも悪くも親族同士の付き合いは避けられません。同棲によって両親との関係がこじれてしまうと、今後の付き合いが面倒なことになります。
よって、同棲が親にめちゃくちゃ反対されている場合は同棲なしで結婚に踏み切りましょう。
結婚前に同棲する際のポイント
私は同棲して結婚しましたが、いくつか事前に決めていたことがあるので紹介します。
期限を決める
絶対取り組んでおきたいのが同棲の期限を決めること。これはマストですね。理由は期限を決めないとダラダラと一緒に住んでいるだけの関係になるから。
結婚は人生の大きな分岐点です。何かきっかけがないと踏み切れません。よって、同棲の期限を決め「ここまでに結婚しなければ2人の関係は終わる」と決めておきましょう。
ここの期限に「仕事が忙しい」とか「やることが多くて」とか言い訳は通じません。期限が来たら終わりです。時限爆弾的な感じで考えておきましょう。それくらい大きな期限です。
生活費について分担方法を話し合う
生活費についてもどう分担していくかをある程度決めておいた方がもめ事が減ります。お金に関することは、独断では決められないですから。
私はそれぞれの収入は自由に自己管理し、固定費だけ完全折半という形を取っています。以下の記事で詳しく解説しています。
家事の役割をある程度決める
家事の役割分担もザックリと決めておきましょう。決めておかないと「なんで全部私なん?」という苛立ちが必ず湧いてくるから。
家事分担は一緒に住んでみないとわからない部分が多いので、同棲前に決めるのはザックリでOK。早く帰った方がご飯を作るとか。
そこから一緒に住んでみて、家事分担が一方に偏り過ぎないように調整してください。以下の記事も参考に。
引っ越しについてよく話し合う
同棲で避けられないめんどくさいこととして引っ越しがあげられます。引っ越しは誰でもめんどくさいし、費用も手間もめっちゃかかる。そのため、事前によく話し合うことが大切です。
具体的に話し合う大事なポイントは以下の通り。
- どの辺りに住むのか
- 費用はどう負担するのか
- 家具は何を持って行くのか
私は5回引っ越しを経験してできる限り効率化しました。以下の記事でまとめているので、引っ越し前に見てみてください。
結婚前に同棲は期限を決めればあり
今回は「結婚前に同棲はよくないのか」について、実体験をまじえながら解説しました。
結婚前の同棲は結婚の新鮮さが失われたり、親から反対されるため「よくない」と言われがち。
ただ、実際に同棲してみると「同棲しないとわからない」点がめちゃくちゃあります。その時点で同棲すること自体に大いに価値があると私は感じました。
仮に同棲するなら、必ず期限を決めましょう。期限を決めれば結婚もしやすいし、仮に期限内に結婚しなかったらすぐに次に進めます。
結婚前に同棲したがる彼氏や彼女、付き合ってすぐ同棲したがる男女がよくいますが、必ずしも悪いわけではないです。同棲は良い面も多く、結婚までのショートカットになりうるので、ぜひ活用していきましょう。