- 一人暮らしだけど食事がめんどくさい…
- 料理や買い物が面倒だけど、健康的な食事は摂りたい
- 一人暮らしを始めてからお腹が出てきた…
一人暮らしを始めてから食生活が乱れ始めたという人は非常に多いはず。乱れた食生活を続けていると生活習慣病や予期せぬ病になることも。
私は10年以上の一人暮らしの経験から、食生活を改善し毎年健康診断結果はオールAです。しかし、一人暮らしを始めたころは、今より10kgも太っていましたし、健康診断の結果も悪かったです。
そこで本記事では、一人暮らしでも食生活を改善する方法を紹介します。なぜ一人暮らしの食生活が悪くなりがちなのか、原因も含めて解説し、読んだその日からできる行動も示していきます。
この記事を読み、実践・継続すればポッコリでたお腹も引き締まり、一人暮らしでも健康的な食生活を送れるでしょう。
一人暮らしの食生活がやばい人は「何が不足し、摂り過ぎなのか知ることから始める」
一人暮らしの食生活アンケート
一人暮らしの人はどのような食生活を送っているのでしょうか。ここでは「令和元年度 大学生の食に関する実態・意識調査 報告書」を参考に解説します。
栄養価の高い朝食は難しい
リサーチによると、朝食は40.8%もの人が食べています。逆にほとんど食べない人は28.5%と約3割いました。
また朝食を食べる中で「主食、主菜、副菜をそろえて食べる」のはわずか15%です。やはり朝はパパっと食べられるもので済ます傾向があるようです。
外食は週2回以上が約4割
一人暮らしの外食の調査では「週2回以上7回未満外食をする」が38.9%。次いで「外食をしないもしくは週2回未満で外食をする」が28.3%です。
よって、基本は自宅で食事を摂り、たまにだけ外食するといった傾向があります。私も全く同じですね。
料理する人は割と多い
自炊に関しては「週2~3日程度」すると答えたのが30.9%と最も多かったです。
次いで23.6%が「週4日~5日程度」料理をしており、比較的自炊が多いことがわかります。
主食、主菜、副菜をそろえて食べるのは難しい
「主食、主菜、副菜をそろえて食べる」というのはなかなか難しいようです。週2~3日程度、主食、主菜、副菜をそろえて食べると答えたのが40.3%で最も多かったです。
次いで「ほとんどない」と答えたのが35.8%。
一方で主食、主菜、副菜をそろえて食べるのがほとんど毎日なのはわずか8.7%。やはり栄養バランスの摂れた食事は難易度が高いことがわかります。
一人暮らしで食生活のやばい人が不足しやすい栄養素
続いて、一人暮らしではどのような栄養素が不足しやすいか考えていきましょう。
タンパク質
筋肉や内臓を健康に保つのに必要なタンパク質。一人暮らしでは意識しないとタンパク質が不足しがちです。なぜならご飯やパンばかり食べて、魚類をあまり摂らない生活になりがちだから。
タンパク質は魚や卵、プロテインに多く含まれており、不足すると疲れを感じやすくなってしまいます。
よって、タンパク質を意識的に摂取する必要があるでしょう。私はプロテインで意識的にタンパク質を摂取するようにしています。
ビタミン
続いての不足しがちな栄養素はビタミン。ビタミンはタンパク質や糖質の分解や合成を助けてくれます。健康的な食生活を送るには必須の栄養素。
ビタミンが不足しやすい理由としては、野菜を摂らないから。ビタミン野菜に多く含まれますが、一人暮らしでは野菜不足に陥りがちです。
よって、野菜をこまめに摂り、ビタミンを摂取する必要があります。
ミネラル
ミネラルはエネルギー源ではありませんが、ビタミンと同じく健康維持には欠かせない栄養素。カリウム、マグネシウム、カルシウム、ナトリウム、鉄、亜鉛、銅などが該当します。ミネラルが不足すると骨や歯がもろくなったり、イライラしやすやすくなってしまうのです。
ミネラルは肉、魚、野菜、大豆製品に多く含まれます。一人暮らしでは少量の野菜しか入っていない弁当やパンに食事が偏りがちなので、ミネラルが不足してしまうのです。
よって、ミネラルも不足しないような意識が大切でしょう。
一人暮らしで食生活がやばい人の原因
では、一人暮らしではなぜ食生活がやばくなりがちなのか。その原因を見ていきましょう。
食生活を考えて料理する時間がないから
1つ目の理由としては食生活が良くなるように考えて料理を作る暇がないことがあげられます。一人暮らしをし出した頃は意気込んで「健康的な料理を作るぞ!」となっていますが、長続きしません。残業などで帰りが遅くなった時に、自分に不足しがちな栄養素を考えて、料理…なんかやってられないのです。
よって、次第に料理しなくなくなり、手っ取り早い弁当やパンばかりの生活になり、食生活が乱れていきます。
料理が苦手でめんどくさいから
そもそも料理もしたことがなく、面倒だと感じる人もいるでしょう。私もそのタイプです。料理をするとなると、食材の買い出しも洗い物もしないといけないのです。めんどくさいですよね。
最近ではミニマリストで調理器具など家にほとんどなく、自炊しない人もいるでしょう。私も包丁とボールくらいしか家にありません。
このように、そもそも料理する習慣がない人は、自分の不足した栄養素の料理ができず、食生活が乱れがちです。
食費を削りすぎているから
社会人で一人暮らしを始めたてとか、大学生でバイトしながらだと、できるだけ食事を抑えたいですよね。
その食費を抑えることを意識しすぎるがゆえに、やばい食生活になる人もいます。
例えば、大学生の食生活のリアルな状況を調査した、令和元年度大学生の食に関する実態・意識調査があります。
その調査によると「主食、主菜、副菜をそろえて食べることが難しい理由」に経済的負担が3割近くいるのです。
世の大学生の中には食費を月1万円程度に抑えようとする猛者も…。そのような食費ではまんべんなく栄養を摂取することは難しいでしょう。
よって、食費を抑えようとするあまり、食生活がやばくなるのです。
一人暮らしで食費を抑えながら、自炊のみで健康的な食事をしたい人は作り置きがおすすめ。私も1週間分の食事を1日でまとめて作ることがよくあります。1週間程度なら日持ちしますよ!
また、自炊しているのに食費が高い人は以下の記事も参考にしてみてください。
一人暮らしで食生活がやばい人の特徴・タイプ
一人暮らしで不健康な人はどのような特徴があるのでしょうか。ここでは、不健康な食事や生活の例を取り上げています。
食生活が気になる人は、自分が当てはまる特徴がないか確認してみましょう。
食事が菓子パンやお菓子ばかり
まずは、食事が菓子パンやお菓子ばかりの人。不健康な原因として食事のメニューが偏りがちなことがあげられます。
足パンや甘いお菓子には多くの糖分や油分が含まれています。食べ過ぎるともちろん太って肥満の原因に。
食事が菓子パンやお菓子に偏っている人は食生活を見直す必要があると言えるでしょう。
食事がカップ麺・コンビニ弁当中心になる
続いての特徴は、食事がカップ麺やコンビニ弁当中心の人。カップ麺には食品添加物が多く含まれ、食べ過ぎると腎臓などの臓器に悪影響を及ぼします。
また、コンビニ弁当だけの人も注意が必要。「コンビニだけでも栄養バランスは摂れるんじゃない?」と考えがちですが、コンビニ弁当だけでは厳しいです。
コンビニ弁当は美味しいように作られており、濃い味付けが多いのと、炭水化物や揚げ物が中心を占めるからです。唐揚げ弁当ばかり食べても健康的になるわけないですよね。野菜が少量しか入ってないですし、完全に食事が揚げ物に偏ってしまいます。
よって、食事がカップ麺・コンビニ弁当ばかりの人は危険だと言えるでしょう。
野菜をほとんど摂っていない
野菜を意識してほとんど摂っていない人も食生活がやばい人の特徴としてあげられるでしょう。ご飯やパンなど美味しい物ばかり摂っていると野菜不足に陥ります。
野菜は有名な5大栄養素のうち、ビタミンやミネラルを多く含むのです。5大のうち2つも不足したら不健康になってしまいますよね。
厚生労働省によれば、生活習慣病などを予防するのに必要な野菜摂取量は1日350gとしています。350gは小鉢程度の副菜で5皿程度。意識的に野菜を摂取すれば手の届く量ですよね。
このように、野菜をほとんど食事で摂っていない人は危険で、病気のリスクも高まるでしょう。
外食ばかりしている
続いての特徴は外食ばかりしている人。特にファーストフードや牛丼で毎日過ごしている人はあらゆる栄養素が不足しています。糖質、脂質を摂り過ぎで、ビタミン、ミネラル、タンパク質が不足します。
外食中心の生活の人は食生活が乱れがちなので、まんべんなく栄養を摂る意識が大切です。
食べるのがめんどくさいので食事をあまりしない
そもそも「食べる」ということ自体めんどくさいという人も食生活が乱れがち。お腹は空くけど食べるのがめんどくさいから食べない、そして痩せたというパターン。食べないということは当然栄養が不足するということです。食事がめんどくさいから痩せたという人は要注意です。栄養不足で痩せています。
では、一人暮らしでご飯を食べるのがめんどくさいという心理状態はなぜ出てくるのか。これは、食べることにトラウマがあったり、食事に興味がないことから引き起こされます。
そのような心理の人は自分に合った食べ方を探すのが良いでしょう。食べる楽しみが見いだせない人は簡単に食べれる栄養補助食品から始めてみる。機械的でも良いので楽に食べられる食事を探してみることを始めてみてはいかがでしょうか。
このように、食べること自体がめんどくさいと感じることも食生活の乱れを引き起こします。
夜遅くに食べる
夜遅くに食事をすることも食生活がやばい人の特徴です。仕事が終わるのが遅く、夜遅くに食事を済ませ、あとは寝るだけ。一人暮らしではありがちな光景です。
しかし、夜遅くに食事をしてしまうと、寝るだけなので摂った食事のエネルギーを消費できず、太りやすくなってしまいます。
さらに夜遅くに食べると、朝まで影響を及ぼします。朝もスッキリ目覚められず、朝食も食べれずに生活リズムが乱れてしまう恐れも。
よって、夜遅くに食べることは食生活がやばい人に直結しやすいのです。
一人暮らしで食生活がやばいとどうなる?
食生活がボロボロの生活を送っているとどのような体の変化や問題が起きてしまうのでしょうか。
肌荒れする
不健康な食生活は肌荒れを招きます。カップ麺やファーストフード、スナック菓子などを毎日食べていると、脂質・糖質に栄養が偏り、肌荒れするのです。私もお菓子が好きなので、ポテチだけ毎日食べる生活をしてみたことがあるのですが、3日目くらいから肌ボロボロでした。
肌荒れ防止には5大栄養素をまんべんなく摂取しましょう。糖質、脂質だけでなく、ビタミン、ミネラル、タンパク質の摂取が不可避です。
このように、不健康な食生活は栄養が偏って肌荒れしてしまいます。
肥満になる
食生活がやばいと肥満体型になります。糖質、カロリーの過剰摂取により体重増加に繋がるのです。私も一人暮らしを始めた頃、食品会社で勤めていたこともあり、パン中心の生活で10kgも体重が増えました。
さらに肥満は次に紹介する生活習慣病を引き起こし恐れがあり、太るだけではとどまらないのが怖いところ。
よって、一人暮らしで食生活がやばいと肥満になり、病を引き起こす可能性があるのです。
生活習慣病になる
食生活の乱れは生活習慣病も引き起こします。生活習慣病とは普段の生活習慣が原因として引き起こされる病気。厚生労働省によると「食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣が、その発症・進行に関与する疾患群」としています。
有名な生活習慣病は以下の通り。
- がん
- 糖尿病
- 心疾患
- 高血圧性疾患
- 脳血管疾患
どれも食生活の乱れが直接的な原因となり得ます。
運動習慣がなく、食生活が乱れがちな人は生活習慣病のリスクを考慮して改善していきましょう。
新型栄養失調になる
不健康な生活が続くと健康面でのリスクが高まり、新型栄養失調になる恐れがあります。
新型栄養失調とは、エネルギー量は足りているけどタンパク質やビタミン、ミネラルなどの特定の栄養素が不足している状態。隠れ栄養失調と言われたりもします。
新型栄養失調を見分ける目安として、ふくらはぎを使う方法があります。ふくらはぎの太い部分を両手の親指と人差し指でつかむのです。余裕でつかめた場合、新型栄養失調の可能性が高いです。
症状としては、免疫力の低下や体重の減少、吐き気や目が見えにくくなるなどがあります。また、何日で倒れるとか目安はないですが、低栄養状態が続くと倒れるリスクもあるでしょう。
治し方としては、栄養の偏りをなくすこと。一人暮らしでも栄養失調にならない食べ物のおすすめは以下の記事で詳しく書いています。
このように、食生活の乱れは栄養失調を引き起こす恐れがあるのです。
食費が高くなる
一人暮らしで食生活がやばい人は食費が高くなる傾向があります。毎日外食や弁当続きだと、1食1000円程度になりますよね。昼と夜を外食するだけで1ヶ月で約60,000円にもなります。
以下は総務省のデータから算出した1ヶ月の一人暮らしの食費です。
年齢 | 男性 | 女性 |
~34歳 | 42,747円 | 33,157円 |
35~59歳 | 53,035円 | 36,100円 |
60歳~ | 43,997円 | 39,490円 |
(出典:総務省「家計調査 家計収支編 単身世帯 詳細結果表 年次 2023年」)
毎日外食続きだと食費の平均を余裕でオーバーしてしまうことが分かりますね。
仮に自炊するなら、一人暮らしでもできる簡単で安いご飯はたくさんあるので、挑戦してみてもいいでしょう。もやしなんか1袋200g入って30円とかです。しかも栄養満点。
また、一人暮らしでは自炊しない方が安いという見方もあります。一人暮らしだと自炊しても使いきれないからですね。よって、食費が気になる人は、面倒ですが「その日に買い物してその日に消費する」という意識を持てば食費を抑えられます。そうすれば余分な買い物をせずにすべて使い切り、食材が余ることはありません。
孤食が精神面に影響する
一人での食事を続けていると精神面に悪影響を及ぼすことも。孤食とは一人で食事をすることです。一方で誰かと食事することを「共食」と言います。
孤食は共食に比べ、精神面で悪影響を及ぼす懸念があるのです。ストレスを感じやすく、食生活も乱れがちになってしまうことが分かっています。一方で共食が多い人は食生活が良好な傾向があります。
(出典:農林水産省「3 一日の全ての食事を一人で食べている「孤食」の状況」)
このように、一人暮らしでずっと乱れた食事を続けていると精神が不安定になる可能性があります。週に1度だけでも友人や家族と食事の機会を設けるといいでしょう。
一人暮らしでも栄養バランスの良い食生活のポイント
では一人暮らしで食生活がやばい人はどのような点に注意して食生活を見直せば良いのでしょうか。
栄養失調にならないためにも、ここで紹介するポイントを押さえておきましょう。
主食でエネルギーを補う
まずは主食で毎日に必要なエネルギーを補うこと。主食とはご飯やパン、麺類のことを指します。主食がないと生活する気力が湧かなくなってしまいます。
ただし、炭水化物に偏っていないか確認してくださいね。過度に主食を摂取し、炭水化物を摂りすぎると脂肪に変わってしまうから。
例えば、1食分のご飯の量を調整するとか適切な量を計算して摂取するのが良いでしょう。私も1日に摂取する炭水化物の目安を決めています。そこから自分の体調と体型を見ながら調整していく感じです。
このように、適切な主食の量でエネルギーを補っていきましょう。
主菜でタンパク質を補う
続いてタンパク質。補うのは主菜の役目です。主菜とは食事のメインのおかず。魚、卵、大豆、肉をまんべんなく摂取しましょう。
また、タンパク質摂取にはプロテインも効果的。効率よくタンパク質を摂取出来て、しかもおいしいですよ!
タンパク質が不足していないか確認し、不足している分、献立に工夫を加えていきましょう。
副菜でビタミンやミネラルを補う
一人暮らしで最も不足しがちなビタミン、ミネラル。それらは副菜で補っていきましょう。副菜は脇役のおかず。野菜をメインに使った料理ですね。
生活習慣病を防ぐためにも、1日に必要な野菜量は350g以上と言われています。野菜をしっかり摂れているか確認し、1日にの食事に加えていきましょう。
栄養バランスが良く手軽に摂れる食材を知る
技術が発展した現代では手っ取り早く栄養が摂れる食材があります。そのような食材を知ることも大切と言えるでしょう。それを知っているかだけで食事の効率が大きく変わってきますからね。
例えばプロテイン。簡単に摂取できる上、含まれているタンパク質の量が圧倒的に多いです。
このように、手軽に栄養バランスが摂れる食材は積極的に取り入れていきましょう。
自炊は必須ではないことを知る
「食生活がやばいから自炊しなきゃ」と考えている人はちょっと待ってください。自炊は必ずしも必須ではないことも知っておくと良いですよ!
食生活の改善は続けることが大切です。自炊にしても、出来上がった食材を買うにしても健康的な食事を続けないと意味ありません。つまり、自炊しても栄養バランスが良くなるとは限らないのです。
また、一人暮らしの自炊はコスパが悪いとも言われます。食材を余らしてしまうと無駄ですからね。
では自炊しない人は何を食べてるか。私はあまり自炊しませんが、鶏肉をAmazonで注文したりしています。
月に3回くらい注文しますが、それでも10,000円ほど。確実に消費してますし、コスパにも健康にもいいと思います。
このように、必ずしも自炊しなくてもいいという考え方を持っておくことが大切です。
一人暮らしの食生活で最低限摂りたい食べもの
一人暮らしでも栄養バランスの良い食生活のポイントを抑えたうえで、最低限摂っておきたいおすすめの食べ物を紹介します。
残念ながら「これだけ食べれば生きていける」というたった1つの食べ物は存在しません。様々な食材から栄養を摂取する必要があります。
人が生活する上で欠かせない5大栄養素にはタンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルがあります。その中でも特に不足しやすいタンパク質、ビタミン、ミネラルを積極的に摂取し、栄養不足対策をしていきましょう!
納豆や豆腐などの大豆類
毎日のタンパク質摂取に欠かせない大豆類。タンパク質は人間の体をつくるもととになる重要な栄養素。
納豆や豆腐は豊富なタンパク質を含むうえ、安価で購入できるのが一人暮らしにもうれしいポイント。
さらに納豆にはナットウウキナーゼという酵素が含まれており、血液をサラサラにする効果も。
私も一人暮らしを10年以上していますが、納豆は毎朝欠かさず食べています。
めかぶやもずくなどの海藻類
わかめやもずくなどの海藻類を摂取し、ミネラルを補います。ミネラルは5大栄養素の中でも、体の調子を整えてくれる役割があるのです。
私は納豆と一緒に毎朝めかぶともずくも摂取しています。
価格ももずくは納豆くらい安いですし、めかぶは4個入りでも200円しないくらいで購入できます。まさに一人暮らしにうれしいコスパの良い食材ですね。
ブロッコリーやにんじんなどの緑黄色野菜
疲労回復や健康な体の維持に欠かせないビタミン。ビタミンはブロッコリーなどの緑黄色野菜で補っていきましょう。
緑黄色野菜とはほうれん草・にんじん・かぼちゃなど、カロテンを可食部100g中に600マイクログラム(600μg)以上含む野菜の総称。
(出典:e-ヘルスネット 厚生労働省「緑黄色野菜」)
緑黄色野菜には上記の通り、カロテンを豊富に含みます。カロテンは体内に必要な分だけビタミンAに変換され、私たちの健康維持を助けてくれます。
私は冷凍宅配弁当をよく注文しますが、その中には緑黄色野菜がおいしく調理されて含まれているので便利です。
考えるのがめんどくさいなら冷凍宅配弁当
上記のように、自分に必要な栄養素を考えて食事をするのってめんどくさくないですか?
仕事で疲れているのに、健康的なご飯のレシピや献立を考える…。想像するだけでも少し億劫になります。
そんな時は管理栄養士が監修している冷凍宅配弁当に任せちゃいましょう。
私も考えるのが苦手なので、色んな宅配弁当を注文しています。
買い物の手間が省けるうえに、健康的な食事がレンジでチンするだけで摂れる。まさに一石二鳥で生活に欠かせない必需品となっています。
一人暮らしで食生活がやばい人の改善策
では、今現状食生活がやばい人はどのようにして改善すれば良いか、具体的な行動に移していきましょう。
不足している栄養素を知って補う
不足している栄養素を見極めることで、何を摂取すべきか見えてきます。例えば、ビタミンやミネラルが不足していたら野菜。タンパク質不足にはプロテインのような感じ。
つまり、現状の自分を知り、不足している栄養素を補うのです。
外食でも栄養バランスを考えて注文する
「どうしても生活環境上、外食は外せない」という人もいるでしょう。そんな環境の人は栄養バランスのとれた定食なんかおすすめです。
外食ってついつい自分が好きな食事ばかりを注文してしまいがちですよね。そこをグッとこらえて、魚や野菜もきちんと摂れる定食を選ぶ。
また、コンビニ弁当でも幕の内弁当なんかは比較的栄養バランスが取れています。
このように、外食でも栄養バランスが取れた食事は可能なので、常に意識しておきましょう!
料理を始めてみる
料理の習慣がない人は料理を始めてみるのもありです。実際、一人暮らしの人はご飯をどうしてるのか、男女500名にアンケート調査した結果があります。
その調査で「普段の生活で自炊しますか?」との問いに「はい」と答えた人はなんと90.6%。20代だけで見ても91.6%が「はい」と答えており、若者の自炊離れは見られなかったのです。
(出典:株式会社UOCC「社会人一人暮らしの自炊率や頻度は?若者は自炊離れ?」)
つまり、大多数の人が料理をして生活している。でも料理するならできるだけ手間を省きたいですよね。
その場合、週末にまとめて作って作り置きのおかずを常備すると手間がはぶけます。
また、料理の手間を徹底的に省くならミールキットもおすすめ。ミールキットとは料理に必要な食材とレシピがまとめて用意されたもの。簡単な調理だけで10~20分で料理が完成します。
一人暮らしでも安く、手軽にミールキットを使いたいならヨシケイがおすすめ。送料無料で、解約も簡単にできるので、手軽に始められます。
缶詰や乾燥野菜を購入する
栄養を補う食品として、缶詰や乾燥野菜も有効です。缶詰は長期保存できる上に、開けるだけ食べられる簡単さが一人暮らしにピッタリ。主菜や副菜が足りないと感じたら缶詰で賄えます。
乾燥野菜とは野菜から水分を抜いた食品。使い方は以下のとおり。
- 汁物や煮物入れる場合:乾燥野菜を入れるだけ
- 炒め物など他の料理に入れる場合:乾燥野菜をお湯で戻すだけ
上記のように、手軽に使えて栄養も取れるのでめんどくさがりにはうってつけの食品。
ただ、野菜を乾燥させるとビタミンやカリウムなどの栄養素が乾燥前よりも減ります。一方で食物繊維やカルシウムが凝縮されます。そのため、乾燥野菜だけで栄養摂取するのではなく、生野菜も摂取し、バランスの良い食生活を目指しましょう。
冷凍野菜やカット野菜・フルーツを活用する
冷凍野菜やカット野菜やフルーツも一人暮らしの食生活改善に向いています。冷凍野菜は長期保存できるため、まとめ買いして少量ずつ使用できる点が、一人暮らしにとってうれしいポイント。
一方でカット野菜はその日消費する料理に適しています。一人暮らしでも食べきれる量のカット野菜ばかりですし、炒め物などはフライパンに放り込むだけで簡単。カットフルーツに関してはそのまま1口で食べられるので超便利。手軽に食物繊維やビタミンを補給できます。
冷凍野菜やカット野菜・フルーツを目的別に使い分けて食生活を改善しましょう。
おやつをナッツ類やドライフルーツにする
食生活を改善する気があってもおやつは食べたいですよね。そんな時に活躍するのがナッツ類やドライルーツ。
ナッツ類は良質な脂質からタンパク質まであらゆる栄養がナッツで摂取できます。ドライフルーツに関しては、普通のフルーツよりも栄養が豊富でしかもおいしい。
一人暮らしでのナッツ類を導入するのであれば安く買えるものを常備するのがコツ。私はアマゾン定期便で毎月ナッツが自動で届くようにしています。定期便なら安く購入できるので。
ナッツもドライフルーツもカロリーは高いのでおいしいからと言って、食べすぎは要注意。私は小袋のナッツを購入し「1日2袋まで」と決めています。2袋なら消費される量も少ないですし、栄養過多にもなりません。一人暮らしでも食事のコスパ・栄養がはねあがりますよ!
補助としてサプリメントや野菜ジュースを飲む
サプリメントや野菜ジュースは主菜や副菜にはなりませんが、食事のサブとして活用するのはありです。
サプリメントは豊富な種類があります。よって、自分が不足している栄養素を見極めてから購入しましょう。野菜不足ならミネラルやビタミンのような形です。
よく野菜ジュースに書いてある「1日分の野菜」というのは1日に必要な350gの野菜を加工したこと。生野菜よりもβカロテンやリコピンなどのポリフェノール、ミネラルが摂取しやすい形になっています。一方でビタミンCやB群は生野菜よりも少ない傾向があります。
その特徴を把握した上で、自分の不足している栄養素分を補う目的なら、野菜ジュースを取り入れるのは有効です。
宅配弁当サービスを利用する
「買い物がめんどくさい」という一人暮らしの方も多いのではないでしょうか。そんな人は宅配弁当という選択肢も有効です。
宅配弁当は栄養面が考えられた弁当が家に届くサービス。栄養士が監修し、メニューも定期的に更新され、飽きずに弁当を楽しめます。
手間もほとんどかからず、届いた弁当を冷凍する。食べる時はレンジでチンするだけ。
宅配弁当は、料理も買い物もしたくないけど栄養はちゃんと摂りたいという人にとってピッタリのサービスです。
家事・料理代行サービスを利用する
「料理や健康的なご飯なんか考えるのめんどくさい!」という一人暮らしの方は家事や料理代行サービスも選択肢に入ります。
「一人暮らしで家事代行なんて利用できるの?」と感じるかもしれません。でも、実際一人暮らしでも問題なく家事・料理代行サービスは利用されています。
家事や料理の専門家がおいしい料理を作ってくれて、自分がレシピを考えたり料理することはないです。また、栄養士監修の料理代行サービスもあるので、栄養面でも専門的にサポートしてくれます。
一人暮らしの家事・料理代行サービスについては以下の記事で詳しく書いていますので、ご覧ください。
一人暮らしで食生活がやばい人は今すぐ改善
今回は一人暮らしで食生活がやばい人に向けてどうすれば改善できるかを紹介しました。
一人暮らしの食生活は意識せずに好きな物ばかリ食べていると体が悲鳴を上げます。
「お腹が出てきた」とか「体調がすぐれない」のは、もしかすると乱れた食生活が原因かもしれません。
少しでも食生活の乱れが気になる人は、本記事で紹介したポイントを押さえ、一人暮らしの食生活改善に役立てていきましょう!