- ドラム式洗濯機って「二度と買わない」とか「やめとけ!」っていう意見も聞く…
- ドラム式洗濯機って大きいから設置とか不安で買ってない
- 実際にドラム式洗濯機を買った声を聞きたい!
ドラム式洗濯機が生活の質を開戦してくれるため、購入を検討する人は多いです。しかし「二度と買わない」などネガティブな意見もあり購入を躊躇してしまうケースがあります。
私はそういったネガティブな意見も見つつ、実際にドラム式洗濯機を購入し、生活の質を爆上げしました。しかし、購入に踏み切るまではかなり悩み、購入を断念しようとしたこともあります。
そこで、本記事でドラム式洗濯機の購入前の不安やネガティブな意見を紹介し、その不安を払拭します。
この記事を読めば、ドラム式洗濯機に関する不安の原因とその対策を知ったうえで購入を検討できるようになります。
ドラム式洗濯機を二度と買わない方が良い人は縦型洗濯機に魅力を感じる人!
ドラム式洗濯機が「二度と買わない」と言われてしまう理由
ドラム式洗濯機が「二度と買わない」とか「やめとけ」と言われる理由はいったい何なのでしょうか。
マイボイスコム株式会社の2021年のアンケート調査によると自宅の洗濯機が「ドラム式洗濯乾燥機」の人は約16%でした。よって、ドラム式洗濯機の普及率はまだ低いことが分かります。縦型かドラム式、どっちが人気と言われれば、普及率の面では縦型に軍配があがります。
そこで、ドラム式洗濯機の普及しない理由や二度と買いたくないと思われてしまうのはなぜなのか深堀します。
乾燥・脱水がイマイチだから
まずは乾燥や脱水がダメという声。
急にどんより…さっきまで晴れてたのに。
そしてまた洗濯機の調子最悪。
脱水出来ない。
ドラム式なんて二度と買わない。 pic.twitter.com/hXhCt294tk— もろちょけ❌もちょろけ⭕️ (@hellonhca) September 6, 2021
ドラム式洗濯機のと言えば乾燥機ですよね。乾燥目的で買う人も多い。実際私も乾燥できることに惹かれて購入しました。
その乾燥がイマイチだと確かに「ドラム式洗濯機なんて二度と買わない」となるでしょう。
乾燥や脱水の後に洗濯物がゴワゴワする、きちんと乾いていないなどがドラム式が避けられる原因の1つとしてあげられます。
掃除・メンテナンスが大変だから
続いての理由は「掃除・メンテナンスに時間がかかる」です。
ドラム式洗濯乾燥機を買う予定の人は、絶対に保証期間を延長でつけて置いたほうが良いです。というのも、ドラム式は1年~2年くらい経つと、ホコリがポンプ部分に詰まって乾燥機能が著しく低下する可能性が高いからです。分解して掃除すれば治る軽度の詰まりですが、素人が分解するのは大変ですよ
— クロネコ屋@ブログ×SNSマーケティング (@NINJAkusokuso) November 2, 2018
掃除やメンテナンスに時間がかかると「自分にできるかな…」と不安になりますよね。
実際私は分解修理や清掃なんかできませんが、問題ないですよ。
そして、縦型よりも普段の掃除が多い場所と言えば「乾燥フィルターとドアパッキン」の掃除。これらの掃除も以下の通り割とすぐ終わります。
掃除で言えば洗濯槽も月1回の掃除が必要。洗濯槽の洗浄コースは8時間以上かかります。この間は洗濯できませんので、大変と感じる人もいるでしょう。
ただし、縦型も同様に洗濯槽清掃は長時間かかるため、一概に「ドラム式だけ掃除が大変」とは言い切れません。
壊れやすく修理代が高いから
続いての理由は「ドラム式は壊れやすくて修理代が高い」です。
5年目のドラム式洗濯乾燥機
蓋のヒンジ交換で8,000円。
モーター故障で4万円。
基盤交換は無料。
パッキンの分解清掃は無料。
次はヒートポンプのユニット交換で6万円予定。
いやー維持費が結構かかりますね😅
あまりあるQoL向上なんですけどね。— カズのスマートホーム@Home&LifeHack (@kazu89338510) January 19, 2024
実際私も使って1年ほどで1か所修理しました。下記の箇所です。
ただ保障の範囲期間内だったので修理費用はタダでした。修理時間も30分ほど。原因はドアを激しく閉めすぎたか、液体洗剤が漏れてしみ込んだか、でした。
そのため、今はあまり激しくドアを閉めないようにしています。修理は今のところそれくらい。
ドラム式洗濯機が壊れやすいかは判断できませんが、他の家電と同じく、劣化による修理は必要になってくるでしょう。
よって、修理の保証期間と修理をお願いする際の問い合わせ先をきっちり把握しておきましょう。
維持費が高いから
続いての理由は「維持費が高い」という点。
「母の日だから時短のためにドラム式洗濯機がほしいな」と私が言うと、夫が『たしかに、30分時短にもなるし、節水もできるからいいけど、洗浄力は弱いし、値段は高いし、電気代もかかるし必要?部活で子どもの洋服も増えるから容量が大きい縦型の方がいいよ。あ、ドラム式をオススメしないヤバイ…
— るなみー@無料特典動画配布中 (@siawaseippo) May 11, 2024
実際私は一人暮らしで2日に1回洗濯と乾燥を使っていますが、月々の電気代は約2,500円です。比較的安いんじゃないかと感じています。
維持費については「節水性や節電性が悪くなる」で詳しく書いています。
場所の確保が難しいから
続いての理由は「場所の確保」。
おはようございます☀
今日は新しい洗濯機が届きます。
次はドラム式にしたいと思っていたのですが、洗面所入り口の幅が足りませんでした(ノ∀`)
設置場所も玄関もOKで、購入直前に気づいて凹みました💦
寸法確認大事です!#AIイラスト #AIart pic.twitter.com/k3nvBa0hJQ— mochiki@ai (@mochiki_ai) April 12, 2024
ドラム式洗濯機は大きいのでどうしても広いスペースが必要。どのくらいのスペースが必要かは購入するドラム式によります。
私が購入したドラム式洗濯機に必要なスペースについては「大きさの悩みが減る」で詳しく書いているので参考にしてください。
家庭に合わないから
「ドラム式洗濯機が家庭に合ってない」という理由もちらほら見られます。
断言しますが『 ドラム式洗濯機 』の盲信は危険ですよ。確かにタムパ最強だけど「子どもが絶対に洗濯機に入らないように注意」「フィルターのお掃除をサボるな」「乾燥容量は洗濯容量の半分」ウチはフィルターのお掃除をサボりすぎて壊れる1歩手前までいきました。あと後悔した悲しすぎる落とし穴は… pic.twitter.com/smpGoK0jsP
— マネー猫🐈⬛💰 (@moneynekonyan) September 5, 2023
上記以外にも以下のような意見があります。
- 腰を曲げて洗濯物を取るのがきつい
- 子どもが洗濯機の中に入る危険性がある
足腰への負担は縦型と比べてどうでしょうか。私は縦型もドラム式も使ったことありますが「負担は変わらない」という印象。というかどちらかというと縦型の方がきついです。理由は「水を吸った重い洗濯物を取り出さないといけないから」。
ドラム式だと乾燥まで終わっているので洗濯物も軽くなっています。
また、子どもが洗濯機の中に入るリスクはチャイルドロックという機能で防げます。チャイルドロックは洗濯機が停止中も洗濯機にロックががかり中に入れないようにする機能。
「ドラム式洗濯機が向いている家庭」や「向いていない家庭」を一概には言えませんが、要所要所で対策はできますね。
洗濯物を途中から追加で入れられないから
最後に紹介するのは「洗濯物を追加で入れられない」という意見。
我が家にザブーンがやってきた😊
試運転中…
一時停止して、洗濯物の追加投入がなんとできない…
槽内水ありと表示があると開けれないらしい、そりゃそうか😭
以前のドラム式洗濯機は開けられたんだけどなぁ、むーん😭 pic.twitter.com/Kwp6hpv2DC
— 長尾 剛【リライフ訪問看護ステーション 管理者で代表】 (@goup56) January 25, 2023
「これも洗濯したかったのに入れ忘れた!」なんとことよくあります。そんな時に追加で洗濯物を投入できなければ不便です。
これはドラム式によりますが、私が購入したモデルは入れれますよ。
よって、ドラム式を購入する際に途中でロックを外せるか確認しておきましょう。
「ドラム式洗濯機を二度と買わない」ことによるメリット
ではドラム式洗濯機の選択肢をなくし、縦型洗濯機などの洗濯機を買うことによるメリットは何でしょうか。
ドラム式洗濯機を二度と買わない派のメリットを紹介します。
洗濯機の購入費用が減る
ドラム式洗濯機は縦型洗濯機よりも高いです。よって、洗濯機の購入費用が減り、経済的な負担が減るでしょう。
私は洗濯容量7kg、シャープの「ES-S7G」を買いました。ドラム式洗濯機の中でもコンパクトで最安値クラスですが、それでも100,000円を超えてきます。最新モデル(2024年5月時点)の「ES-S7H」や「ES-S7J」は約130,000円と150,000円です。
一方で縦型洗濯機の7kg、一人暮らし用の価格は30,000~50,000円程度で買えるので、価格差は大きい。
よって、洗濯機の購入費用が減ることは大きなメリットと言えるでしょう。
大きさの悩みが減る
続いてのドラム式洗濯機を買わないことによるメリットは「重さや大きさの悩みが減る」こと。
ドラム式洗濯機はどうしても広い設置スペースが必要。理由はドラム式洗濯機自体が大きいからですね。
私も設置できるドラム式洗濯機購入時は設置できるかかなり不安でした。HPの仕様書を見ても「ほんまに入るのか?」と不安でしたし。洗濯機が届いて入らないとか最悪ですよね。
ドラム式洗濯機における大きさで見るべきポイントは以下4点です。
- 洗濯パンの大きさ
- 洗濯パンから蛇口までの高さ
- ドラム式洗濯機の扉を開けた時の長さ
- ドアが右開きか左開きか
私が購入したシャープの「ES-S7G」を例に見てみましょう。まず洗濯パンは65cm×65cmならすっぽり入ります。
続いて蛇口までの高さ。116cmあれば余裕をもってドラム式洗濯機を入れられます。
ドラム式自体の高さは105cmほど。
105cmですが、給水ホースが入る空間が必要なので、ドラム式の上は余裕を持ったスペースが欲しいです。よって、蛇口までの高さが重要になります。
続いてドラム式洗濯機の扉を開けた時の長さ。50cmあれば大丈夫です。このスペースがないと「うわ、ドア開けられへん」という事態になりかねない。
最後はドアが右開きか左開きか。これは部屋のレイアウト次第で決まりますね。利き手が次第でドアの開きを決めるとかも聞きますが、関係ないと個人的に感じます。私は右利きですが右開きで特に問題ないです。もちろん左開きなら左手で開けるだけですし。
右開きか左開きかは製品の最後のアルファベットを見れば分かります。最後が「R」なら右開き。「L」なら左開き。それぞれ「Right」と「Left」の略ですね。
一方で縦型洗濯機ですと、洗濯パンと蛇口までの高さが問題なければ入ります。また、洗濯パンもそこまで大きくなくて大丈夫です。そしてもちろんドアの開きは気にしなくていい。全部上だから。
例にあげたシャープの「ES-S7G」(最新モデルは「ES-S7J」でサイズは同じ)はドラム式洗濯機の中でも超コンパクトサイズです。他のメーカーのモデルはもっと大きな空間が必要になってきます。
このように、ドラム式洗濯機は大きな場所が必要なので、ドラム式を選ばなければ大きさの悩みが減ることになるでしょう。
ちなみに私はAmazonでドラム式洗濯機の購入から設置までお願いしました。Amazonでの洗濯機設置については以下の記事で詳しく書いています。
衣類の黒ずみが減る
続いてのドラム式洗濯機を二度と買わないことによるメリットは「衣類の黒ずみが減る」です。
ドラム式洗濯機の特徴として少量の水で洗うことがあげられます。よって、節水性は高いですが、洗い方を間違えると衣類の黒ずみが目立つことも。
黒ずみを防ぐには以下に気を付けて洗濯しましょう。
- 色落ちしやすいものは分けて洗う
- 洗剤や柔軟剤は入れすぎない
まず色落ちしやすいものは分けましょう。これは縦型洗濯機でも同じですが、デリケート衣類は分けて洗うが鉄則です。
続いて洗剤や柔軟剤は入れすぎないようにしましょう。私は以下の洗剤を使用しています。
柔軟剤はこれ。
アタックZEROは何よりも容器が優秀。いちいち洗剤の量を測らなくていい。プッシュするだけで洗剤投入できます。
私はアタックZEROの容器の魅力を柔軟剤にも適用したかったので、フレグランスも下記のようにアタックZEROの容器を洗って使用しています。
上記を3~5プッシュして投入しています。
一方で縦型洗濯機は大量の水を使用して洗うので、ドラム式洗濯機よりも黒ずみの悩みが減ると言えるでしょう。
アタックZEROのような家事の時短アイテムは以下の記事で詳しく書いています。興味あればご覧ください。
異臭しなくなる
ドラム式洗濯機を購入しなければ異臭に悩まされないかもしれません。異臭がする原因は以下の大きく5つ。
- カビや雑菌の臭い
- 洗剤の残りの臭い
- 雑巾臭
- 下水臭
- 焦げ臭い、ゴムの臭い
まず、カビや雑菌。こちらは洗濯槽に繁殖している恐れがあります。よって、月に一回洗濯機にこいつを飲ませれば解決です。
続いて洗剤が残っていることが原因で発生する嫌な臭い。ドラム式洗濯機は水量が少ないので適量を入れましょう。アタックZEROを3~5プッシュでOK。詳しくは「衣類の黒ずみが減る」で詳しく書いています。
続いて洗濯機から雑巾のような生臭いにおいがしたらまさに雑巾やタオルが原因。使いまくっている雑巾やタオルがあれば新しいのに変えてください。おすすめのタオルは以下の物。
続いて下水の臭い。これは排水口に原因があるかも。洗濯機の排水ホースと排水口の間には排水トラップという部品があります。排水トラップには水が溜まっており、この排水トラップの水により下水臭が上がってこないのです。
排水トラップの水は乾燥機能を使うと減少し、運転終了後に水が溜まる仕組み。よって、乾燥終了後もしばらく電源をONにしておくと水が溜まります。
排水トラップ自体がない場合、一人で処理するのは難しい。洗濯機のメーカーなどに相談しましょう。
最後は焦げ臭いにおいがする場合。毎回焦げ臭いが続く場合、使用をやめてメーカーに相談です。電気系統の不具合の可能性があります。
ただ、私はドラム式洗濯機を長年使用していますが、臭いに悩まされたことは1度もありません。
ドラム式だと、洗浄時の水が少ないので、洗剤の残りの臭いは縦型よりも可能性があるくらいでしょうか。他の臭いは縦型でも起こりうる臭いですね!
掃除の手間が減る
続いての「ドラム式洗濯機を二度と買わない」ことによるメリットは「掃除の手間が減る」です。
縦型洗濯機とドラム式洗濯機の基本的な掃除は以下の通り。
縦型洗濯機 | ドラム式洗濯機 | |
---|---|---|
糸くずフィルター | 〇 | 〇 |
乾燥フィルター | × | 〇 |
ドアパッキン | × | 〇 |
月1回の洗濯槽 | 〇 | 〇 |
ドラム式洗濯機の方が乾燥機能がある分掃除が増えます。ただ、掃除と言っても1分あれば終わるんですよね。
上記動画の手間もやってられない!という人は縦型洗濯機の方が向いているでしょう。
うるさい音に悩まされない
ドラム式洗濯機の音が不安という人も多いでしょう。実際音はどんな感じなのでしょうか。
私が購入したドラム式洗濯機「ES-S7G」は「運転音:洗い24dB/脱水39dB/乾燥36dB」です。(最新モデルの「ES-S7J」も同様)
「dB」だけ聞いてもイメージが湧かないので、動画で確認しましょう。
【洗い】
【すすぎ】
【脱水】
【乾燥】
特に音が大きいところを撮影しました。上記がドラム式洗濯機の音ですね。24~39dBがどれくらいの大きさなのかの参考にしてください。私は大きいとは思いませんが、人によっては「耐えられない」という方もいるかもしれません。
洗浄力が上がる
最後のメリットは「洗浄力が上がる」です。確かに縦型洗濯機の方が水量が多い分、きれいに洗いあがるイメージがあります。
ただ、最新の縦型洗濯機・ドラム式洗濯では洗浄力は変わらない印象です。パナソニックの「洗濯機のドラム式と縦型を徹底比較!それぞれの違いと選び方」でもそのように書かれています。
確かにドラム式洗濯機は水量が少ないので、洗剤の洗い残しがあるかもしれません。そのような時は「衣類の黒ずみが減る」で解説した方法を試してみてください。
「ドラム式洗濯機を二度と買わない」ことによるデメリット
では「ドラム式洗濯機を二度と買わない」ことでデメリットはないのでしょうか。
ドラム式洗濯機を使わないことによるデメリットを見ていきます。
乾燥機能を使えなくなる
「ドラム式洗濯機を二度と買わない」ことで最大のデメリットはやはり「乾燥機能が使えない」こと。このデメリットは大きすぎる。例えば以下のことができなくなります。
- 雨でも自由に洗濯
- タオルが乾燥機能ふわふわの仕上がり
- 時間節約
- 洗濯物が花粉まみれにならない
- 洗濯物に虫がつかない
乾燥機能を使えば天気を気にしなくて良いので、雨でも無敵です。私も縦型洗濯機を使っていた頃は常に天気を気にしていました。外出先で雨に降られたら「せっかく干したのに洗い直しやんけ…」と何度思ったことか。
乾燥機能を使えばスイッチを1回押すだけでタオルはふわふわ、干す手間がないので時間も超節約です。また、花粉症で外干し困難な人にも乾燥機能は嬉しいですよね。
あと、洗濯物を外に干すと結構虫がつきますよ。夏場とか余裕で虫がベランダに突撃してくる。洗濯物の虫については「洗濯物につく虫ってグンバイムシ?原因やベランダ干しの対策を解説」で詳しく書いています。
これらのメリットが使えないのは大きな痛手。
上記のような洗濯物の外干しによるデメリットは以下の記事でより深堀しているので、興味あればご覧ください。
節水性や節電性が悪くなる
続いて、ドラム式洗濯機を使わないことで水道代や電気代が高くなるデメリットも。ドラム式洗濯機は少量の水でたたき洗いするため、水道代が安くなるのです。電気代もドラム式洗濯機の構造上、効率よく乾燥できるため安くなりやすい。
例えばシャープの洗濯乾燥機の選び方ガイドで分かりやすい比較があります。
縦型洗濯機(ES-PW11H) ドラム式洗濯機(ES-X11B) 水道代(洗濯のみ) 約30.1円 約19.7円 水道代(洗濯~乾燥) 約23.1円 約12.8円 電気代(洗濯のみ) 約3.4円 約2.3円 電気代(洗濯~乾燥) 約68.2円 約18.6円 引用:洗濯乾燥機の選び方ガイド
上記の通り、ドラム式だと水道代も電気代も圧倒的に安い。私も一人暮らしでドラム式洗濯機を使っていますが、月々ので電気代はクーラーを使用しない季節で2,500円ほど。2日に1回洗濯から乾燥までしていますが、安いなと感じています。ちなみに水道代は家賃に含まれているので、負担に感じたことはないです。
このように、縦型洗濯機だと節水性や節電性が悪くなるデメリットがあります。
衣類が傷みやすくなる
続いてのドラム式洗濯機を買わないことによるデメリットは「衣類が傷みやすくなる」こと。
縦型洗濯機はもみ洗い、ドラム式洗濯機はたたき洗いという違いがあります。もみ洗いは洗濯機で作り出す水流により、洗濯物を回転させて洗うので、洗濯物同士が絡み合うのです。よって、衣類同士が絡み合うことによる衣類の傷みが発生します。
一方でドラム式洗濯機のたたき洗いは衣類を持ち上げて上から下に落とすたたき洗い。たたき洗いなら衣類同士の絡みも少なく、傷みにくいのが特徴。
よって、縦型洗濯機だとドラム式洗濯機よりも衣類が傷みやすいと言えるでしょう。
洗剤自動投入の恩恵が味わえない
続いてのデメリットは「洗剤自動投入機能」を味わえないこと。洗剤自動投入機能とは文字通り洗剤を自動で投入してくれる機能。
パナソニックではなんとトリプル自動投入も可能。1つは液体洗剤、2つ目は柔軟剤。3つ目はおしゃれ着洗剤か酸素系液体漂白剤。洗剤自動投入も進化していますね。
洗剤の自動投入で以下の悩みが消えます。
- 洗剤の計量
- 洗剤の保管場所の確保
まず洗剤の計量が必要ない。洗濯のたびに洗剤を計量するのって面倒ですよね。こぼしたり入れ間違うこともしばしば…。その悩みが消えます。
また、洗剤の保管場所も洗濯機になるので不要。液体洗剤なら1,000mLもの保管が可能です。アタックZEROなら専用の商品もありますよ。
この洗剤自動投入の便利さが味わえないのも痛いところですね。
洗濯機の上に物を置けない
最後のドラム式洗濯機を購入しないデメリットは「洗濯機の上に物を置けない」こと。当然ですが、縦型洗濯機だと蓋があるので上に物は置けません。
しかし、ドラム式洗濯機だと上に蓋がないので物を置けます。私は歯磨きとか置いてますね。
「一人暮らしで部屋が狭くて物を置くスペースがない」という人はドラム式洗濯機上のスペースを活かしてみてはいかがでしょうか。以下の記事で詳しく書いています。
ドラム式洗濯機を二度と買わない方が良い人
ではドラム式洗濯機を二度と買わない方が良い人はどのような人なのでしょうか。
縦型洗濯機にコスパを感じる人
結論を言ってしまえば「ドラム式洗濯機よりも縦型洗濯機に魅力を感じる人」です。縦型洗濯機も良い口コミや感想も多く、人気が高いです。
15年ぶりに洗濯機を買い替えて、縦型に回帰。やっぱり水をたくさん使って粉洗剤で洗った方が綺麗になる。ドラム式だと徐々に蓄積されていく雑菌の嫌な匂いが縦型では残らない。プラズマクラスターの消臭も付いててSHARP最高。 pic.twitter.com/q4JV4j2EBd
— SHIGE (@shigetty) February 9, 2024
では縦型洗濯機とドラム式洗濯機はどのような違いがあるのでしょうか。以下に違いをまとめました。
縦型洗濯機 | ドラム式洗濯機 | |
---|---|---|
容量・サイズ | 縦型の方がドラム式よりも設置スペースが小さい。一般家庭なら7~12kgまでの利用が多い。 | 広い設置スペースが必要。一般家庭なら7~12kgまでの利用が多い。 |
洗浄方法 | もみ洗い。 | たたき洗い。 |
乾燥方法 | ヒーター乾燥(排気タイプ)。 | ヒートポンプ乾燥、ヒーター乾燥(水冷除湿タイプ)。 |
節水・省エネ | 水道代はドラム式よりも高い。電気代は乾燥まで入れるとドラム式より高くなる。 | 水道代は縦型よりも安い。電気代は乾燥込みだと縦型よりも安い。 |
お手入れ | 糸くずフィルターの清掃。 | 糸くずフィルター、ドアパッキン、乾燥フィルターの清掃。 |
容量やサイズは縦型もドラム式も7~12kgの利用が多いです。しかし、ドラム式は広い設置スペースが必要。よって、スペースを確保できなければ、ドラム式を購入する選択肢は消えます。
大切な洗い方もそれぞれ異なり、縦型洗濯機はもみ洗い、ドラム式洗濯機はたたき洗い。もみ洗いとは、洗濯機の回転を利用して、水流を作り、その遠心力で衣類を洗うこと。一方でたたき洗いはドラムの回転により衣類を持ち上げて落とすことを繰り返して洗う。
もみ洗いの強みは高い洗浄力。デメリットは衣類が絡みやすく、繊維に負担がかかること。縦型の洗濯機で洗った後、洗濯物同士がめちゃくちゃに絡まってますよね。
一方でたたき洗いの強みは節水・省エネ性。デメリットは衣類へのシミの懸念。たたき洗いは少量の水で洗うため、節水性は高いですが、洗剤を入れすぎると衣類にシミができることも。
続いて乾燥。ヒーター乾燥とは高温の温風で乾かすドライヤーのようなイメージ。ヒートポンプ乾燥はヒーター乾燥よりも低い温風を循環させて優しく乾かします。そして縦型のヒーター乾燥(排気タイプ)はドラム式の乾燥よりも電気代が高いのが特徴です。
ちなみに私はドラム式洗濯機を使用し、一人暮らしで週に4日くらい洗濯・乾燥していますが、月々の電気代は2,500円くらい。クーラー等使用しない季節で2,500円ほどですね。
費用関連で言えば、水道代も異なります。縦型は多くの水を使うのに対し、ドラム式は少量の水しか使わないので節水性が高いです。「節水性や節電性が悪くなる」で詳しく書いています。
縦型のお手入れは糸くずフィルターの基本掃除。一方でドラム式はドアパッキンの掃除と糸くずフィルターの掃除が追加であります。追加と言っても1分程度で終わります。詳しくは「掃除の手間が減る」をご覧ください。
つまり、縦型洗濯機がおすすめでドラム式洗濯機を買わない方が良い人は以下のような人。
- 家にドラム式を置くスペースがない人
- 乾燥機能が必要ない人
- 家賃に水道代が含まれていて水道代が気にならない人
縦型洗濯機の乾燥機は乾かない!という意見もあるので、時々乾燥を使う程度の人も乾燥したいならドラム式一択ですね!
メーカー別のドラム式洗濯機の特徴
では、ドラム式洗濯機はメーカー別にどのような特徴があるのでしょうか。ここでは主要メーカー別の特徴を比較していきます。
一人暮らしでも家族暮らしでも、後悔のないドラム式洗濯機の選択をしましょう!
パナソニック
パナソニックの特徴は以下の通り。
- ナノイーXという独自の技術
- 温水スゴ落ち泡洗浄
- ドラム式洗濯機は7~12㎏から
パナソニックのドラム式洗濯機はパナソニックが独自開発した「ナノイーX」という技術が特徴的です。ナノイーXは簡単に言えば、カビや花粉、臭いなどを抑制してくれる技術。
そして温水スゴ落ち泡洗浄。泡で洗剤の力を最大限に引き出してくれます。さらに使用する水はなんと60℃まで温水にでき、黄ばみや嫌な臭いを一掃します。
そんなパナソニックのドラム式洗濯機は7~12㎏とやや大きめ。家族向けのドラム式として大活躍してくれるでしょう。上記機能全部込み込みで洗剤自動投入などの最新機能もフル搭載したのが「NA-LX129CL-W」。
まさに最強のドラム式洗濯機。予算が取れて、洗濯機設置スペースも問題ないなら洗濯機はパナソニックで間違いなし。
シャープ
シャープのドラム式洗濯機の特徴は以下の通り。
- プラズマクラスター
- コンパクトなサイズも展開
プラズマクラスターとは乾燥中に洗濯機から放出されるイオン。このプラズマクラスターにより、衣類の除菌・消臭が乾燥中に行われれます。つまり、洗いにくい衣類もプラズマクラスターを浴びせることで除菌・消臭できるのが優れている点。
また、一人暮らしにも嬉しいコンパクトなサイズのドラム式洗濯機もあります。「ドラム式洗濯機を購入したけど、設置場所に入らない…」なんてことになったら最悪。私は1Kで一人暮らししていますが、ドラム式洗濯機がピッタリ入りました!
そんなシャープの良いとこどりの最新ドラム式洗濯機が「ES-S7J-WL」。
私が購入したのは上記の前のモデル「ES-S7G-WR」。最後の「L」とか「R」は扉が左開きか右開きかの違いです。サイズ感は最新モデルと同じです。サイズについての詳しい解説は「大きさの悩みが減る」をご覧ください。
上記の通り、シャープは一人暮らしにも嬉しいサイズでコスパ最強な安いドラム式洗濯機を探している人におすすめですね。私も一人暮らしで実際に購入し、買ってよかったと感じています。
ちなみに私は超ビビりなので、引っ越しの際、不動産屋に「この洗濯機、部屋に入りますよね?」と聞き、見に行ってもらいました。
日立
芦田愛菜さんのCMでも有名な日立。そんな日立のドラム式洗濯機の特徴は以下の通り。
- 風アイロン
- ナイアガラ洗浄
風アイロンとはその名の通り、高速の風でシワを伸ばしながら乾燥する優れた機能。容量の大きなドラム式洗濯機の特徴を活かし、高速の風で一気に衣類のシワを伸ばします。
さらに湿度コントロールも可能で、適度に衣類を蒸らすことで袖のシワなど、細かい部分までシワ伸ばしできる。まさにアイロンと乾燥が一気にできるイメージ。
2つ目の特徴である温水ナイアガラ洗浄とは簡単に言うときれいに衣類を洗える機能。洗剤を効率的に循環させ、洗浄力を上げるナイアガラ循環シャワーを洗濯時に使用。シャワーも前後に動くことで、高濃度の洗剤液を衣類の広範囲に浸透させます。
壊れやすいメーカー
「せっかくドラム式洗濯機を買ったのにすぐ壊れた…」なんて最悪ですよね。実際に壊れやすいメーカーというのも存在します。
それは「誰も知らない無名メーカー」。ドラム式洗濯機で検索すると誰も知らないようなメーカーの激安商品も出てきます。
安さの誘惑で手を出しがちですが、やめておきましょう。モーターが弱かったり、部品の劣化が早く、故障しがちです。
「ドラム式洗濯機を二度と買わない」に関するよくある質問
最後にドラム式洗濯機に関して、よくある質問をまとめました。
ドラム式洗濯機のお手入れはどうする?
以下3点を洗濯のたびに掃除します。
- 乾燥フィルター
- 糸くずフィルター
- ドアパッキン
私はウェットシートを1枚手に取って、まとめて全部掃除しています。1分あれば終わるので簡単です。詳しくは「掃除の手間が減る」にあります。
特に乾燥フィルターはほこりだらけになるので、しっかり掃除しましょう。
ドラム式洗濯機のチャイルドロックってある?
チャイルドロックは運転中も停止中もふたが開かないようにする機能。ドラム式洗濯機にはチャイルドロックがあります。
運転中はロックがかかっていて扉が開きません。また、停止中も設定からロックをかけられます。
洗濯乾燥容量は何kgを選べばいい?
私は洗濯容量7kg、乾燥容量3.5kgの洗濯機を購入しています。一人暮らしで、2日に1回洗濯と乾燥でちょうど良い感じです。
よって、上記容量で2人暮らしなら毎日洗濯、一人暮らしでなら2~3日に洗濯といったところでしょうか。4人家族とかだと1回の洗濯で乾燥までするのは厳しいと思います。
1人当たり1日1.5kgほどの洗濯物がに出る言われているので、洗濯物量と人数を考慮して選びましょう。
乾きが悪い時はどうすればいい?
以下2点を考えます。
- 洗濯物の量を減らす
- フィルターを掃除する
まず洗濯物の量が多すぎると乾きが悪くなります。何度か乾燥してみて、乾きの良いラインを見つけましょう。
また、洗濯機上部にある乾燥フィルターと下部にある糸くずフィルターを洗濯のたびに掃除しましょう。1分あればできます。上記に取り組めば乾きが良くなります。
ドラム式洗濯機はデメリットしかない?
そんなことはありません。ドラム式洗濯機には多くのメリットがあります。以下はドラム式洗濯機のメリットの代表例です。
- 乾燥機能
- 節水・節電
- 衣類が傷みにくい
実際に私も購入し、上記メリットを感じています。
ドラム式洗濯機の寿命はどのくらい?
約7~10年です。
臭いが気になる時はどうすればいい?
月に1回洗濯機にこいつを飲ませてください。
洗濯槽の汚れから臭いやカビが発生します。上記商品を毎月洗濯機に投入して洗濯槽洗浄コースで洗えば解決。
一人暮らしでドラム式洗濯機はいらない?
人によりますが、乾燥機能が必要なら一人暮らしでも必要でしょう。
実際私は一人暮らしでドラム式洗濯を購入しましたが、今では生活になくてはならない必需品です。
ドラム式洗濯機を二度と買わないのは一部の人だけ
今回はドラム式洗濯機を二度と買わないという意見について紹介しました。ドラム式洗濯機は大きさ、掃除、修理、維持費という点から二度と買わないという人がいます。
大きさに関して洗濯機の高さ、洗濯パンの大きさ、ドアを開いた時のスペースをしっかり把握しておきましょう。掃除は乾燥フィルター、糸くずフィルター、ドアパッキンの掃除を選択のたびに行います。月1回の洗濯槽の掃除も忘れずに。
修理に関しては、購入したメーカーに問い合わせ、壊れた部分をすぐに直すことが大切。維持費は乾燥までする場合、ドラム式の方が安いことが多いです。
自分が購入したいと思う洗濯機について事前に上記の点を把握しておけば、不安なく購入に踏み切れるでしょう。是非、ドラム式洗濯機で生活の質を爆上げしてくださいね!
もし、上記のようなドラム式洗濯機の乾燥さえめんどくさい…と感じる方は家事全部人に任せるという手もあり。以下の記事で詳しく書いています。