- 洗濯物を干し忘れてしまい、洗濯機に7時間くらい放置してしまった…
- 洗濯物の干し忘れは絶対洗い直さないといけないの?
- 干し忘れた洗濯物ってどうやったら嫌な臭いが消えるの?
仕事から帰って「洗濯を回す」まではできたけど、そのまま寝てしまい、朝にクシャクシャの洗濯物と対面。そのまま干すけど嫌な臭いが消えない…ということ良くありませんか?
私は乾燥機付き洗濯機を購入して洗濯物をベランダで干すことがなくなり、洗濯物の干し忘れとは無縁の生活です。しかし、それまでには何度も洗濯物を干し忘れて、生乾きの嫌な臭いに悩まされ続けました…。
そこで本記事では、洗濯物の嫌な臭いを取り除く洗濯・乾燥方法や洗濯物の洗い直しが必要な目安を解説します。
この記事を読めば、洗濯物を干し忘れても、生乾きの嫌な臭いに悩まされることがなくなるでしょう。
洗濯物を干し忘れたら夏場なら1時間、冬場なら2時間を目安に洗い直す!
洗濯物の干し忘れによる影響
まずは洗濯物の干し忘れによる影響について見ていきましょう。
生乾きの臭いがする
洗濯物を干し忘れると生乾きの嫌な臭いがします。この臭いは「モラクセラ菌」という雑菌が繁殖することが原因です。
モラクセラ菌はいたるところにいる菌で、濡れた洗濯物に付着すると急増殖します。よって、洗濯物から生乾きの臭いがしてしまうのです。
しわが取りづらくなる
洗濯物が生乾きだとしわが取りづらくなってしまいます。
洗濯が終了した洗濯物は脱水中に洗濯機の中で形がついています。よって、そのままの状態で洗濯機に放置していると、その形が残り、しわとなり、乾かしてもシワシワ…という状態になってしまうのです。
仮に手で伸ばしても、シワシワは全然取れないです。そのくらいしわが取れづらい洗濯物ができてしまいます。
洗濯槽が不衛生になる
洗濯物を干し忘れると洗濯槽が不衛生になります。洗濯物を干し忘れるということはジメジメした物が洗濯機という密閉空間にあるのと同じこと。それは雑菌が繁殖しやすい環境のため、洗濯槽が不衛生になってしまうのです。
洗濯物に小さいゴミのような物がついていたことありませんか?あれは洗濯槽に蓄積されたカビや汚れなのです。私も1度洗濯物がカビだらけになった経験があります。
このような洗濯槽の不衛生な状態をさけるためにも、洗濯物の干し忘れには注意したいところです。
洗濯槽の汚れを防ぐには、月に1回洗濯機にこいつを飲ませてください。
洗濯機のコースに洗濯槽の洗浄コースがあるので、そのコースをスタートして終わりです。
洗濯物の干し忘れた時に洗い直すか考えるポイント
では、実際に洗濯物を干し忘れた場合、どのようなことを考えて洗い直すか決めればいいのでしょうか。洗い直しを考えるポイントを見ていきましょう。
雑菌の繁殖条件を考える
まずは、雑菌の繁殖しやすい条件を考えましょう。菌は温度と水分を好みます。よって、菌が繁殖する条件としては、20~40℃の温度、さらに湿度が60%を超えると増えやすいです。
洗濯物を干し忘れた際に部屋の温度、湿度を確認して雑菌が繁殖する条件が整っているのであれば洗い直しを考えましょう。
時期を考える
「洗濯物を干し忘れた」となった場合、その干し忘れた時期によっても洗い直すべきか判断できます。理由としては、雑菌は高温多湿を好むため、夏場にかけて繁殖しやすい傾向があるから。
よって、干し忘れた場合はその部屋の温度や湿度、季節を考慮して、洗い直すべきか検討します。
洗濯物を干し忘れた時、何時間まで大丈夫?
では、洗濯物を干し忘れた場合、タイムリミットはいったい何時間まで大丈夫なのでしょうか。
「できればそのまま干したい…」という人も多いはず。ここではどのくらいまで洗濯物を濡れたまま放置できるのか見ていきましょう。
洗濯物の干し忘れ:1時間
洗濯が終わってから1時間程度であれば、そのまま干せます。1時間ならまだそこまで雑菌の繁殖は進んでいません。
ただし、洗濯物を手に取って臭くないか確認してください。もし臭いがするようであれば、洗い直しが必要です。
洗濯物の干し忘れ:2時間以上、3時間
洗濯物を干し忘れて洗濯機に入れっぱなしの状態を2時間以上続けた場合はどうでしょうか。ここまで放置してしまうと、夏でも冬でも洗い直しが必要です。
理由は雑菌がすでにかなり増殖しているから。冬場など、低温で湿度が低い状態であれば2時間まではそのまま干せるでしょう。しかし、2時間を超えてしまったり、3時間になるとそこからは洗い直しが必要です。
洗濯物の干し忘れ:長時間(5~7時間や一晩)
洗濯物の干し忘れが長時間続いた場合、洗濯物は洗い直しだけで済むのでしょうか。長時間濡れたまま放置してしまうと、1回洗い直しただけでは臭いが消えないことも。
そんな時は、洗濯槽にも雑菌が繁殖しているかもしれません。よって、洗濯槽を洗浄し、再度洗い直しましょう。
干し忘れた洗濯物を洗い直す方法
洗濯物を干し忘れた場合、洗い直しが必要なケースが多いです。では、干し忘れて洗濯物に繁殖した雑菌を除去するためには、どのように洗濯すれば良いのでしょうか。
ここでは洗濯物の洗い直し方について見ていきましょう。
酸素系漂白剤を投入する
洗い直しの際、臭いがかなり気になる…という場合は酸素系漂白剤を投入して洗浄しましょう。
塩素系漂白剤は洗濯物が色落ちしてしまいますが、酸素系漂白剤は大丈夫。
いつも使っている洗剤にプラスして酸素系漂白剤を投入するだけ。それだけで洗浄力が上がり、雑菌を取り除いてくれます。
除菌・消臭スプレーという手軽なアイテムを使う
除菌や消臭スプレーは手軽に使えて除菌できるため非常に便利。洗い直す前にスプレーを振ってから洗い直すと効果的で、嫌な臭いが抑えられます。
2回以上すすぐ
そしてすすぎは2回以上。2回以上すすぐことで、洗濯物についた嫌な臭いを落としてくれます。
再び干し忘れないためにも洗い終わる時間はしっかり見ておきましょうね。
洗濯機を洗濯物でパンパンにしない
洗濯機をパンパンにすると洗浄力が落ちるので、せいぜい7割程度にしておきましょう。また、洗濯物がパンパンだとしわも出来やすいです。
よって、めんどくさいからといって洗濯物を洗濯機に詰め込み過ぎないよう注意しましょう。
糸くずフィルターの掃除を忘れない
洗濯が終わったら忘れず糸くずフィルターの掃除です。これは洗濯するたびに毎日してください。
さぼると糸くずや髪の毛まみれになります。
干し忘れた洗濯物を乾かす際のポイント
続いて干し忘れた洗濯物を乾かす際、どのようにして乾かすのが良いのか見ていきます。
乾燥は除湿機やサーキュレーターを使用する
乾かす際はできるだけ早く乾かすのが雑菌の繁殖を防ぐ際のポイントです。また、雑菌関係なしにしても、洗濯物はとっとと乾いてほしい物。
そこで登場するのが、除湿機やサーキュレーターです。部屋干しの際には、いかに洗濯物に風を送れるかで乾きやすさが変わってきます。浴室乾燥機がある人はそちらを使いましょう。
サーキュレーターなどを使い、部屋干しするのは早く乾くだけがメリットではありません。部屋干しするメリットや私が外干しをやめた理由については以下の記事で詳しく書いています。
アイロンを使用する
アイロンの熱で菌を死滅させる方法もあります。嫌な臭いの原因であるモラクセラ菌やカビは熱に弱いため、アイロンは効果的。干し忘れた洗濯物にアイロンをかけるだけです。
ただし、アイロンをかけられる素材は決まっているので、衣類によってアイロンOKか必ずチェックしてください。濡れた洗濯物にアイロンをかけると素材が痛んでしまう恐れがあります。以下がアイロン表示の一覧です。
アイロン表示 | 温度 | 表示 |
---|---|---|
低温マーク | 110℃まで | 点が1つ |
中温マーク | 150℃まで | 点が2つ |
高温マーク | 200℃まで | 点が3つ |
アイロン禁止マーク | アイロン不可 | ×表示 |
衣類のタグで表示をみて、アイロンOKなら、アイロンしてから乾かすと嫌な臭いを落とせます。
干し方にも工夫を加える
また、洗い終わって洗濯物を干す際も注意点があります。それは「アーチ状」に干すこと。具体的には洗濯物を干すエリアの中央に靴下やパンツなどの短い洗濯物を干す。両端にいくほどバスタオルなどの大きな洗濯物を干すようにします。横から見るときれいなアーチ状になりますよね。
アーチ状に干すと風通しが良くなり、洗濯物の乾くスピードが劇的に変わりますよ!
干しても乾いていないまま取り込んでしまうとまた嫌な臭いがしちゃうので、繰り返さないためにも干し方にも気を付けましょう。
コインランドリーという手もある
「洗濯物を洗っていたら雨が降ってきた…」。そんな時はコインランドリーで一気に乾かしてしまうのもあり。
コインランドリーの乾燥機は高温で雑菌の繁殖を防ぎながら、短時間で乾かしてくれます。「どうしてもすぐに乾いてほしい…」という場合にはコインランドリーは大いに役立ちます。
洗濯物の干し忘れ以外の洗い直しが必要なケース
洗濯物の干し忘れは多くの場合、洗い直しが必要です。
では「洗濯物の干し忘れ以外のケース」ではどのような時に洗い直しが必要なのでしょうか。
雨に降られた時
洗濯物を乾かしている時に雨に降られた場合、洗濯物の洗い直しが必要です。雨には空気中のホコリなどの汚れが含まれており、それが洗濯物に付着してしまうからですね。
よって、雨に降られて洗濯物が濡れてしまったら洗い直しましょう。
異物を衣類と一緒に洗濯機で回してしまった時
意図しない物を洗濯機に入れて一緒に回してしまった時も洗い直しが必要。良くあるのが紙類。ポケットに入れたままなことに気付かずそのまま洗濯してしまうのです。
その際の対応法は以下の通り。
- 洗濯機:空の常態ですすいで、糸くずフィルターのゴミを取り除く
- 衣類:コロコロなどで取り除く
上記を行った後、再度洗濯しましょう。
洗濯物の干し忘れを防ぐためにできること
最後に「洗濯物の干し忘れ」自体を防ぎ方について考えていきましょう。洗濯物の干し忘れることさえなければ、洗い直すとか考える必要もありません。
ここで紹介する干し忘れを防ぐ方法を実践し、洗濯物を干し忘れる人生とおさらばしましょう!
洗濯が終わる時間を見ておく
洗濯機のスタートボタンをポチっと押すと、終了時間が表示されますよね。その終了時間をしっかり見ておきましょう。
ただ注意なのが、洗濯は終了時間通りに終わらないこと。洗濯物に片寄りがあったりするとその補正に時間ががかるから。
よって、表示された終了時間+30分くらい見るようにしましょう。私はいつもその時間を余裕をもって待機しています。
乾燥機付き洗濯機を購入する
乾燥機付き洗濯機を購入すれば、洗濯物の干し忘れとは無縁の生活。洗濯機のスタートボタンをポチっと押すだけで、乾燥まで終了。ふっくらと乾いた洗濯物が仕上がります。
乾燥までできる威力は凄まじく、干し忘れだけなく、以下のことも人生からなくなるのです。
- 寒い時期にベランダに出る苦行
- 汗だくになりながら長時間洗濯物を干すこと
- いちいち洗濯物が乾いているか1つ1つ確認すること
- 雨を気にすること
- 洗濯物を取り込む際に、落ちてしまって、また汚れること
- 洗濯物に虫がつくこと
洗濯物を干すことというこベランダに出るということ。つまり、冷暖房が効いていない外に出ないといけないのです。
冬なら極寒ですし、夏は灼熱。そんな中で洗濯物を干すのは苦行ですよね。
そして、洗濯物は乾きやすい物と乾きにくい物があります。パーカーなんかフードがあるのでめっちゃ乾きにくい。よって、1つずつ洗濯物が乾いているか確認しなければなりません。当然、雨に降られれば乾いていた洗濯物も全て台無し。
また、洗濯物あるあるなのが、取り込んでいる間に落としてしまうこと。ベランダの床は汚れているので、白い洗濯物は真っ黒になっしまうのです。
上記の悩み、全て解決してくれるのが乾燥機付き洗濯機。私は以下の乾燥機付き洗濯機で生活の質が爆上がりしました。ドラム式洗濯乾燥機の購入を検討している方は以下の記事を購入前に見とくと後悔しないです。
洗濯物を干し忘れたら洗い直そう
今回は洗濯物の干し忘れについて解説しました。洗濯物を干し忘れた場合、干し忘れから2時間以上経過していたら洗い直しましょう。
また、2時間以下でも嫌な臭いや雑菌が気になるのであれば、洗い直すのがベスト。
干し忘れた洗濯物はサーキュレーターや浴室乾燥機で風を送るなどして、効率的に乾かしてください。
洗濯の干し忘れ自体を防ぐためには洗濯の終了時間+30分くらい前に家にいること。もしくは乾燥機付き洗濯機を購入しましょう。
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