- 洗濯物に虫がいて、調べたらグンバイムシかも知れない…
- ベランダに虫が寄ってこない対策ってあるの?
- 洗濯物に虫がついている時の対応方法を教えて!
洗濯物に虫がついている時「どうすれば良いか分からない」という人は多いですよね。虫が苦手な人が多いから、自分でどうすれば良いか分からないのです。
私も虫が苦手ですが、洗濯物に虫が寄ってくることは無くなりました。でも、一人暮らし始めたての頃はベランダによく虫が来て困ってました…。
そこで本記事では、虫が苦手な人でも洗濯物の虫に対応する方法を解説します。
この記事を読めば、ベランダに虫が寄ってこなくなり、洗濯物に虫がつくことがなくなりますよ!
ベランダに虫が寄ってくるのには必ず原因があるので、まずは原因を特定する!
洗濯物につく虫、グンバイムシの特徴
洗濯物に虫がついている…という経験ありませんか?私も外干ししている時、見知らぬ虫が洗濯物についていて「どうしよ」となった覚えがあります。
その虫は「グンバイムシ」かも知れません。グンバイムシの特徴について見ていきましょう。
グンバイムシはカメムシの仲間
グンバイムシはカメムシの仲間でカメムシ目カメムシ亜目グンバイムシ上科のグンバイムシ科の虫。
グンバイムシと聞いてもピンときませんが、カメムシと言われるとピンときますよね。
色は半透明、中には茶色や黒色も
グンバイムシの色は翅があるので、半透明に見えます。中には茶色や黒味を帯びている種類も。よって、翅がついた小さい虫ならグンバイムシの可能性があります。
洗濯物についていることに気付かず洗濯物を取り込むと、家の中に小さい虫が侵入してしまうことに。
そうならないためにも、洗濯物に虫がついていないかサッと確認するようにしましょう。
活動時期
グンバイムシは夏から秋にかけて活動が活発になります。高温で乾燥した気候を好むからです。
よって、夏ごろに小さい虫がついている…となれば、グンバイムシの可能性が高いでしょう。
ただし、冬まで活動を続けているグンバイムシもいます。寒さにも強いのが厄介なところ。他の虫の活動が弱まる冬にも茶色い虫がついているとなると、グンバイムシの可能性が高いでしょう。
大きさは3~5㎜
グンバイムシの大きさは3~5㎜程度の大きさ。平べったい体型で半透明の翅があります。とても小さいので見落としがち。中には細長いタイプもいます。
そのため、白い服に小さい虫がついていないか見てみてください。大きさが3~5㎜程度ならグンバイムシかもしれません。
洗濯物につく虫でグンバイムシ以外の種類
洗濯物につく虫はグンバイムシだけではありません。ここではグンバイムシ以外にもどのような虫がつくリスクがあるのか見ていきます。
シバンムシ
シバンムシは木材や紙が好きな虫。ベランダにそれらがあるなら要注意です。梅雨から夏にかけての高温でジメジメした時期にやってきます。
色は赤褐色で丸みを帯びたフォルムが特徴。大きさは1.5㎜~3㎜程度です。
ヒメマルカツオブシムシ
ヒメマルカツオブシムシとは、白と茶色のまだら模様が特徴の小さな虫。大きさは2.5㎜程度で5~6月によく現れます。成虫は白色が好きです。そのため、衣類や洗濯物、白い壁などに寄ってきます。
一方で幼虫は4~5㎜程度で体全体が毛で覆われており、3~4月によく見られます。毛は鋭く、触れるとケガをすることも。幼虫が好むのは薄暗い場所。陰になっている場所など、薄暗い場所は要注意です。
幼虫も成虫も衣類に付着している可能性があります。成虫には害はありませんが、幼虫は衣類を食べてしまいます。
また、一匹いたら複数いる可能性があるので、防虫剤で対策し、駆除しましょう。
ハチ
蜂も要注意な虫の一種。蜂は甘い香りや色の刺激が強い洗濯物に寄ってきます。よって、蜂に悩んでいる人は柔軟剤を変えるか、黄色いや黒などの洗濯物は室内に干すなどの対策が有効。
もし蜂がいたら刺激すると危険なので、いなくなるまで待ちましょう。
カメムシ
グンバイムシ以外のカメムシが洗濯物につくこともあります。よくいるカメムシの特徴は以下のとおり。
- マルカメムシ:茶色でテントウ虫のような形
- クサギカメムシ:こげ茶色で触角が長いのが特徴
グンバイムシを含むカメムシの対応方法は光と時間を上手に利用すること。例えば、アルミホイルで光を反射させます。するとカメムシは光の強い方に惹かれる習性があるので、アルミホイルの方に寄っていくのです。この習性を利用すれば洗濯物からカメムシを遠ざけれます。
また、洗濯物を取り込む時間も大切。虫は夕方から夜に活発に活動するので、夕方までに洗濯物を取り込むことが効果的。
カメムシが寄ってくる原因を知り、洗濯物にカメムシがつかない方法を実践していきましょう。
虫の糞
最後は虫ではありませんが、虫の糞が洗濯物についていることも。黄色や茶色いコロコロした形状の物がついていれば虫の糞の可能性があります。
最も多いのが蜂の糞。蜂は巣の中ではなく、白っぽい場所に糞をする習性があります。よって、白い洗濯物に糞がついてたら蜂の仕業かもしれません。
もし糞がついていたら、食器用洗剤とぬるま湯で手洗いするときれいに落ちます。そして、蜂が寄り付かないよう、柔軟剤を変えたり、殺虫剤を散布しましょう。
洗濯物にグンバイムシなどの虫が寄りつく原因
では、なぜ洗濯物にグンバイムシなどの虫が寄ってきてしまうのでしょうか。その原因を見ていきましょう。
柔軟剤の匂い
柔軟剤の匂いは人間だけでなく、虫たちにとっても良い匂い。フルーツのような甘い香りに誘われて虫たちは寄ってくるのです。
白い壁
虫は白い壁も好みます。白い壁に虫が大量についているのとかよく見ますよね。
白い壁は光を反射し、虫たちの感覚器官を刺激するため、虫が寄ってくると考えられているのです。
よって、白い壁周辺に洗濯物を干していると白い壁に寄ってきた虫が洗濯物につくことに。白い壁自体を変えることは難しいので、ベランダ全体に匂いなどで虫が寄り付かなくなる環境を作ることが大切です。
夜干し
虫は夕方から夜にかけて活動が活発になります。よって、夜干ししていると活発な昆虫たちが寄ってくることに。
虫が洗濯物につく人は夜干ししているかどうか確認してみてください。
ベランダに置いてるゴミ
ベランダにゴミってよく置きますよね。そのゴミもコバエなどの虫が寄ってくる原因に。臭いにつられて虫が寄ってくるのです。
私も一人暮らしを始めた頃はベランダにゴミを置いていて、ゴミ箱がコバエだらけになったことが…。蓋つきのごみ箱でもハエは隙間から入って卵を産み付けます。そしてウジ虫が湧くという最悪の状態に。
それからは外にゴミは置いてません。それだけで虫が来なくなりました。特に夏場はゴミ捨ての頻度も上げました。
ベランダで家庭菜園
ベランダで家庭菜園をしていると虫が寄ってきます。カメムシなどの虫は植物を好むから。
よって、ベランダで家庭菜園をしている人は家庭菜園が原因で虫が寄ってきている可能性があります。
洗濯物につくグンバイムシなどの虫の予防と対策
では、洗濯物にグンバイムシなどの虫がつかないようにどうすればいいのでしょうか。
洗濯物に虫がつかない方法を探していきましょう。
外干しの洗濯物は干し方を工夫する
外干しする場合、干し方を工夫すれば、虫が洗濯物につかなくなります。具体的には白や黄色の洗濯物を外干ししないようにすることです。
虫は白や黄色を引き寄せられやすい傾向があります。よって、それらの色の洗濯物だけでも室内で干すなどの工夫をすれば虫は寄ってこなくなります。
微香料の柔軟剤を使う
微香料の柔軟剤を使うことは虫除けに効果的。香りが強い柔軟剤には虫が寄ってくる傾向があるからです。
よって、虫が気になる人は微香料もしくは無香料の柔軟剤を使い、虫が寄ってこないようにしましょう。
また、匂いに関して言えば、グンバイムシはミントやラベンダーの香りが嫌いです。よって、家庭菜園している場合、ミントやラベンダーなどのハーブを植えることで防虫できます。
外干しをやめる
洗濯物に虫がつかない最も効果的な方法は「洗濯物を外に干さない」こと。言うまでもありませんが、外干しをやめれば、外にいる虫はつきません。虫だけじゃない、外干しのリスクについては以下の記事で。
外干し以外で洗濯物を乾かすには、除湿機を使って部屋の中央に干すとか乾燥機を使う方法があります。
外干しで虫が怖いという人は室内で乾かすことを考えてみてはいかがでしょうか。私は乾燥機付き洗濯機を購入したので、一切外干ししていません。洗濯物につく虫とは無縁の生活です。
乾燥機付き洗濯機の購入には事前に何を知っておくべきか以下の記事でまとめています。
夕方までに洗濯物を取り込む
洗濯物を取り込む際は夕方には取り込みましょう。虫は日陰や直射日光の当たらないところに寄って来るからです。また、虫は夕方から夜にかけて活動が活発になる傾向があります。
そのため、朝一に洗濯を終わらし、干して夕方までには乾いているという選択のリズムが大事ですね。
洗濯物カバーやテント、ネットを使う
洗濯物カバーやテント、虫除けネットを使うことも効果的。ベランダの洗濯物をそれらで覆うことで洗濯物に虫がくっつけなくなるからです。
虫がくっつく隙をなくして洗濯物を保護していきましょう。
虫予防グッズを使う
防虫グッズを使うことも虫除けに有効。物干しに吊るすだけの物などが有名です。
洗濯物の虫除けセットはダイソーなどの100均でも販売しているので、気になる方は100均で探すのもありです。ダイソーの虫よけミストなんかは直接衣類に散布できるので便利。
植物に殺虫剤を使う
家庭菜園をしている人は殺虫剤を植物に散布して防虫する方法があります。家庭菜園用の殺虫剤が販売されているので、家庭菜園用を購入しましょう。
ハッカ油や木酢液(もくさくえき)を置く
グンバイムシを含むカメムシはミント系の香りが嫌いです。よって、ミント系の香りであるハッカ油をベランダにふっておくと虫対策に効果的。
また、木酢液も虫が嫌いなニオイ。キャップ1~3杯のも木酢液をお湯に混ぜ、ベランダに散布しておくだけです。
洗濯物にグンバイムシなどの虫がついていた時にすること
すでに洗濯物に虫がついちゃってたらどうすればいいかも気になりますよね。
そこで、洗濯物に虫がついている時にできる虫の駆除方法について見ていきます。
刺激を与えないように払う
まず思いつくのがサッと払う方法。とりあえずその洗濯物についている虫は払えます。手でするのが嫌なら洗濯物をたたくだけでも落ちますよ。
ただ、カメムシは刺激を与えると臭いを発します。よって、できる人は複数のティッシュを重ね、刺激を与えないようにそっと掴んで洗濯物からカメムシを取りましょう。
もう一度洗濯する
虫がついていた洗濯物を着るのってなんか嫌ですよね…。そんな時は虫を払った後にもう一度洗濯しましょう。
カメムシなんかついていたら仮に臭いがしてなくてもなんか嫌。そんな場合は虫を払ってからもう一度洗濯あるのみです。
洗濯物につくグンバイムシなどの虫は予防できる
今回は洗濯物につく虫の予防や駆除方法について解説しました。洗濯物に虫がつくのには虫が好む原因があります。例えば、洗濯物の柔軟剤の匂いやベランダの家庭菜園、白い壁など。
虫が寄り付く原因を特定し、防虫グッズや柔軟剤を変える等の対策で虫は寄り付かなくなります。また、外干しにこだわりがなければ、いっそ外干しをやめてしまうのもあり。
もし、洗濯物の虫に悩んでいる人は原因を特定するところからはじめていきましょう!